キャンピングツリー　所沢営業所

埼玉県所沢市と北海道旭川市に2店舗展開されいるキャンピングツリーの所沢営業所へ行ってきました。場所は関越自動車道所沢ICから近く、OA機器販売の親会社倉庫を利用した店舗になっています。今回は代表の多田さんと部長の笠井さんお二人にインタビューしました。

一般のお客様をはじめ、法人のご利用も多くいただいています

キャンピングカーレンタルを始めたきっかけを教えてください

親会社が起業家支援、SOHO事業支援のビジネスを行っています。キャンピングカーを製造するビルダーとの出会いがあり、新規事業として展開するのも面白いと考えました。取引先の法人企業とのつながりがあるので、一般のお客様だけでなく、法人企業の方へもレンタルの需要が広がるのではないかと考えました。

所沢営業所の特長を教えてください。

先ほどお話ししたような経緯で、一般のお客様以外に法人のお客様が多いと思います。法人でのご利用は福利厚生としてレジャーでお使いいただいています。今は2割位が法人のお客様ですが、キャンピングカーがレジャー以外にも役立つことが分かってくると法人での利用はもっと増えてくると思います。

レンタル車種や装備はどのように決めたのですか？

お客様の中心は都心にお勤めの方が多く、長期レンタルより週末や連休でのご利用を想定して、トイレ、シャワーなどは付けず水回り設備は最小限にしました。これにより車内を広く使えるタイプをそろえました。ファミリーや仲間同士でキャンピングカーの中で伸び伸びと楽しく過ごすことが出来ます。また、ストレスなく車中泊を過ごして頂くため電気系統の充実を図り、エアコンも使えてご自宅同様にリラックス出来る空間をご提供出来る様な装備を選びました。

レンタルの対応で特に注意している点はありますか？

お客様のご要望をヒアリングして、そのご要望をサービス提供としてお応えしたいと考えています。開業当初、窓の開閉説明が不十分であったため、クレームを受けたことがありました。その時の経験から貸出前の説明に力を入れています。ご利用後のアンケートを見ると、事前説明について高い評価をいただいており、私たちの励みになっています。今後もお客様のご要望にお応えしていきます。

借りられるユーザーはどのような方が多いですか？

年代では30～40歳代のファミリー層とシニア層の方々が多く借りられています。法人のお客様は取引先販売店からご紹介いただくケースも増えています。レンタルキャンピングカーのことを仕事の場で話すこともまだ珍しいと思いますので、販売店の方も、お客様とお話しするときの面白い話題になっているのではないでしょうか。

面白い使い方をされた事例を教えてください。

最近では病院がレンタルされ、妊婦さんのPCR検査室としてのご利用や、自治体が台風災害地域への安否確認の事務所、現地の宿舎兼移動手段としてご利用頂きました。その他には、芸能人プロダクションよりロケ中の控室としてのご利用や、スポーツ選手のマッサージ室兼控室としてのご利用を頂いたことがあります。リピーターのお客様で写真家の方が富士山撮影のため、控室を兼ねてご利用を頂くケースもありました。

お客様へメッセージをお願いします。

キャンピングカーは、自由に気の向くままに楽しんでいただければと思っています。グランピングのように手ぶらでご来店いただき、食材も一緒にしたバーベキューセットを貸し出すことも検討しています。法人のお客様に向けては、野外での研修や野営なども提案したいと思っています。そして最近流行りのアニメの「聖地巡礼」にキャンピングカーを使う提案をしたいですね。キャンピングカーだと時間や宿泊先を気にせずまわれるメリットは大きいと思います。
ラインナップされているキャブコン（クレソンボヤージュ）を初めて見た方は大きさにご心配される方もいますが、ボンネットがなく運転席が前方にあるため、車庫入れなどの操作は意外に楽であったという感想をもらいます。とはいえ高さが3mもありますので、一般車両とは違いがあるのでスピードの出しすぎや急ハンドルをしないように充分に気を付けて下さい。
返却時間などに間に合わせるため急いでお帰りにはならず、まずは安全運転でお帰り下さい。返却時間は事前の連絡で対応いたします。お客様には安全運転で、笑顔で帰ってきていただきたいと思っています。

インタビュー後記

インタビューの中で「お客様のご要望にお応えしていきます。」とメッセージをもらいましたが、OA機器の販売を通じてお客様第一主義が根付いている印象を受けました。一般のお客様も取引先の法人のお客様にとっても気持ちよく、安心してキャンピングカーライフを楽しめるショップであると思いました。