東京都町田市
トイファクトリー 東京店
店長 森下 陽介氏
お店へ来て、ぜひキャンピングカーのワクワクを感じて下さい。
上質なバンコンで人気があるキャンピングカービルダーのトイファクトリー。機能性、インテリアの作りなど、同社の生み出すキャンピングカーは高い評価を得ています。
トイファクトリーのアンテナショップでは、そんな人気のバンコンをレンタルすることができるのです。今回はレンタル店の1つでもある東京店にお邪魔して、キャンピングカーレンタルについてお話を聞いてきました。
人々が集まってくる南町田グランベリーパークでレンタル
アウトドアテイストあふれる店構えが目印
トイファクトリー東京店は大型商業施設「南町田クランベリーパーク」の中。有名なアウトドアメーカーが並ぶエリアにお店があります。アウトドアテイストあふれる店構えが目印となっているので、訪れればすぐに分かると思います。
南町田グランベリーパークのオープン当初から店舗を構え、多くの来場者が訪れているそうです。店舗の前にはキャンピングカーが展示されていて、通行人は時々足を止めて、クルマを眺めています。
店内にはキャンピングカーと一緒にたくさんの自転車が展示されています。南町田クランベリーパークには、さまざまなお客さんが来るので、幅広いユーザーを対象にした商品ランアップといえるかもしれません。
話をうかがったのは森下店長。バックパッカーだったこともあり、旅が大好きでトイファクトリーへやってきたそうです。キャンピングカーの紹介からレンタルサービスまで、幅広い業務をこなしています。
店内に展示されているキャンピングカーはトイファクトリーを代表するモデルBADEN(バーデン)。その手前には防災や介護の面でも注目されている、水を使わないトイレClesana(クレサナ)が展示されています。
ハイエースのスーパーロングがベース車両になっており、ソーラーパネルや断熱性を高めるアクリルウィンドウなどが装備されたフルオプションモデル。
店内で見ると迫力を感じますが、運転はしやすく大きさを感じさせない乗り心地です。
インテリアはトイファクトリーのキャンピングカーらしい、美しいインテリアファニチャーが広がっています。広いベッドにたくさんの荷物が積み込めるラゲッジスペース、そして、ゆったりとくつろげるリビングスペースが目を引きます。
店舗に入った時、ワクワクできる空間作りをしているそうで、ディスプレイにもこだわりを感じます。
来店する人の多くはショッピングモールに来ることが目的で、キャンピングカーの存在すら知らない人が多いようです。そんな来店者に向けて、ワクワクを感じてもらいながら、キャンピングカービルダーであるトイファクトリーを知ってもらうことを目的にしているとのことでした。
レンタル車両は標準ボディとスーパーロングベースの2種類
トイファクトリーではキャンピングカーの製造、販売を行っていましたが、キャンピングカーに乗ってみたい、興味があるという方に「まずはキャンピングカーを使って体感していただくことが大切」とレンタカーサービスをスタートさせたそうです。
レンタル車両に設定されているのは、ハイエースのスーパーロングをベースにしたバーデンと標準ボディのハイエースをベースにしたモデルです。上の写真のモデルは実際にレンタルで使用されているバーデンです。
大小のボディサイズを取り揃え、借りる人の使い方に合わせてセレクトできるようになっています。レンタル車両はそれぞれ南町田グランベリーパークの地下駐車場や、立体駐車場に停めてあり、店舗からすぐにアプローチできる位置です。
室内にはトイファクトリーの標準的な設備が装備されています。きれいに清掃されていて、手入れが行き届いているのがよく分かります。「キャンピングカーで行く旅の楽しさを知っていただきたい」というお店側の思いが、行き届いた整備に表れているようでした。
一部のレンタル車両には車のエンジンを止めた状態で使用できる家庭用エアコンが装備された車両も用意されています。2024年秋ごろにはスーパーロングベースのレンタル車両全台にエアコンが装備されるそう。家族ともペットとも涼しい車内で快適に車中泊をすることができます。
標準ボディの車両は南町田グランベリーパーク立体駐車場が保管場所になっています。地下駐車場も立体駐車場も天候の影響を受けにくい場所なので、キャンピングカーを借りる時や返却する時、荷物の積み下ろしなどもスムーズに行えます。
上の写真のモデルは、標準ボディのキャンピングカー、グリーンバディです。比較的コンパクトな車格なので、運転に不安を感じる人であっても、安心して運転できるモデルといえるでしょう。
車内はシンプルなレイアウトですが、就寝可能人数も多く、ファミリーで借りる人も多いようです。トイファクトリーの代名詞ともなっている、断熱施工がしっかりと施され、快適な空間を提供しています。貸し出しの際、目には見えない内側の断熱施工まで説明し、借りた人に実感してもらえるようにしているといいます。
ペットにも対応したレンタルサービス
キャンピングカーを利用したい人のなかで、ペットを飼っている人は多いようです。ペットとの旅行をするために、キャンピングカーを借りる人も多く、トイファクトリーではペットOKの車両を用意してあります。
シート生地には傷に強く、穴が空いたり破れたりする心配がない"トイファクトリー専用のファブリック"「プレミアムスエード」を採用し、ペット向けの仕様になっています。
利用できるペットのサイズに制限はなく、大型犬でも利用できるといいます。レンタルキャンピングカーでは珍しい対応といえるかもしれません。以前、大型犬を2匹連れてきたお客さんもいたそうです。
ペットと一緒に利用するときは、走行時にケージなどで安全性を確保してもらうことと、ワクチン接種などの確認をしているそうです。
ペットのニオイを車内に残さないために、レンタル車両には制菌効果のある「DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)」を施すことでニオイがほとんど残らないようになっています。
借りる人にとっても、ペットにとっても、ニオイを気にすることなく快適なキャンピングカーを楽しめるでしょう。
自転車を借りて6ホイールレンタルも
店舗に並んでいるたくさんの自転車は、キャンピングカーに積むことを想定して揃えているためほとんどが折り畳み自転車です。別途料金でレンタル用の折り畳み自転車も用意されており、キャンピングカーと一緒に自転車も借りて、6ホイールライフを楽しんでみるのもいいかもしれません。
キャンピングカーで目的地へ向かって、現地では自転車を使ってポタリングを楽しむなど、旅の魅力がさらに高まります。
自転車などの大きな荷物はベッド下に収納可能です。たくさんの荷物が載せられるのも、トイファクトリーのキャンピングカーの特徴です。
ラゲッジスペースの照明など、キャンピングカーらしい装備も盛りだくさん。その設備の1つ1つをしっかりと使ってもらうため、貸し出しの時はしっかりとした説明を行っているといいます。また、設備についての動画を用意して、QRコードからいつでも確認できるようにしているのも特徴的かもしれません。
貸し出しの時はしっかりとした説明に努めているといいます。
「キャンピングカーを初めて運転する人もいらっしゃいます。だからこそ、装備の説明などをしっかりとして、キャンピングカーの機能に触れて、楽しんでほしい、という思いがあります。一番大切な、事故を避けるためのアドバイスにも注力しています。せっかくの楽しい思い出が台無しになってほしくない気持ちが強く、力が入ってしまうかもしれません」と森下店長。
不安を感じている人がいれば、クルマを実際に確認してもらってから判断してもらうこともあるそうです。また、長期の利用を控えている人などには、事前に試乗などを行って、アドバイスをすることもあるといいます。
「キャンピングカーを借りる事に不安を感じる人がいると思いますが、もし、ちゅうちょしているのであれば、まずは借りてほしいです。場所、時間など、キャンピングカーがすべてを解決してくれます。運転についてもスタッフみんなでサポートしますので、まずはお店に来てキャンピングカーのワクワクを感じていただければと考えています」とのことでした。
インタビュー後記
ショッピングモールにあるショールームでキャンピングカーレンタルができる。この特徴的なサービスを行っているトイファクトリー。自社で作ったキャンピングカーを多くのユーザーに体験してもらうために、スタッフたちは常に高いクオリティでクルマを準備しているのが分かります。ワクワクを提供したい。その思いが伝わるトイファクトリーのレンタルキャンピングカーでした。
トイファクトリーキャンピングカーレンタルの特徴
・大小のボディサイズを用意
・大型犬でも利用可能
・デオファクター処理済み
・走行距離制限なし
・自転車を一緒にレンタルできる
・免許取得後3年以上からレンタル可能
・事前の試乗も可能