
千葉県成田市
VANTECH(バンテック)レンタカー 成田
店長 佐藤 敏昭氏
「キャンピングカーを貸すだけではなく、旅そのものをサポートできる存在でありたいと思っています」
キャンピングカーメーカーのVANTECH(バンテック)が運営する「VANTECH(バンテック)レンタカー 成田」。VANTECHのキャンピングカーをレンタルできるメーカー直営店で、購入前の体験から国内旅行、海外から訪れる旅行者の長期利用まで、幅広い目的に対応しています。
メーカー直営店でキャンピングカーを体験
成田空港を起点とした旅の拠点として、新たなスタートを切りました

店舗は成田空港からクルマで約5分。飛行機や電車で来店する利用者には、予約制の無料送迎も用意されています。2026年6月には新店舗へ移転し、成田空港を起点としたキャンピングカー旅の拠点として、新たなスタートを切りました。

同店は、日本RV協会(JRVA)が認定する「JRVA RENTAL」の会員でもあります。安心・安全・快適なレンタルサービスを提供するための指針に沿って運営されていることも、初めて利用する人にとって注目したいポイントです。
豊富なラインナップ

VANTECHレンタカー 成田では、旅行を目的とした利用に加え、キャンピングカーの購入を検討している人が「購入前のお試し」としてレンタルするケースも少なくありません。
展示場で室内を見るだけでは分からない部分も、数日間実際に使うことで確認できます。最新のバッテリーシステム、就寝時の広さや収納の使いやすさ、車内での食事や休憩の過ごし方など、自分たちの旅に合っているかを体験したうえで車種を比較できるのがメリットです。レンタルをきっかけに、購入を決める利用者もいるといいます。

もちろん、購入を前提としない利用も歓迎しています。家族旅行や夫婦での旅など、キャンピングカーでの旅行そのものを楽しむために訪れる人も少なくありません。


レンタル車両は、約2年ごとに入れ替えられています。比較的新しいVANTECHのモデルを体験できることに加え、返却後の点検やクリーニングもていねいに実施。メーカー直営店として、車両のコンディションを維持する体制が整えられています。
成田空港から始めるキャンピングカーでの旅

成田店ならではの特徴が、成田空港に近い立地です。現在は利用者全体の約6割を海外からの旅行者が占めていて、香港や台湾をはじめ、欧米やアジア各国からもキャンピングカーを借りに訪れているそうです。
国内では週末を使った2〜3日ほどの旅行が中心ですが、海外からの利用者は1〜2週間をかけて日本各地を巡るケースが多いといいます。成田店から、北海道や東北、中部地方まで足を延ばす人も珍しくありません。

利用人数や旅のスタイルにも、国や地域による違いが見られるそうです。特徴的なのは香港からは夫婦やカップルが多くて、台湾からは4人程度の家族、そして、タイからは三世代での利用も増えてきて、7人乗りの車両が選ばれることもあるといいます。
同店では、人数や旅行期間、車内での過ごし方を聞きながら、それぞれの旅に合った車種を案内しています。さまざまな国から訪れる利用者を受け入れてきた経験も、同店の強みです。
JALグループと連携する「JAPAN RV TRAVELLER」

同店を紹介するうえで欠かせないのが、JALグループが提供する「JAPAN RV TRAVELLER」です。
成田空港を拠点に、キャンピングカーで日本を巡る旅を提案するサービスで、予約から返却までのレンタル業務はVANTECHが担当しています。成田空港への無料送迎や車両操作の説明、旅行中の問い合わせ対応なども含まれています。

専用サイトでは、車両や利用方法に加え、日本各地のRVパークやキャンピングカーで巡るモデルコースを紹介。車両を貸し出すだけではなく、日本をどのように旅するかまで案内しているのが特徴です。
同サービスでは走行距離に制限を設けておらず、WhatsAppを使った日本語・英語による24時間365日のサポートにも対応しています。JMB(JALマイレージバンク)会員が専用サイトから予約、利用した場合は、利用金額200円につき1マイルがたまる特典も用意されています。

「JAPAN RV TRAVELLER」は、成田空港に到着後すぐにVANTECHのキャンピングカーへ乗り換えて日本各地へ出発できる、JALグループ連携の旅行サービスです。成田空港至近という立地と、VANTECHが培ってきたレンタルサービスを融合させた取り組みとなっています。
旅の途中でも相談できるサポート体制

初めてキャンピングカーを借りる場合、車両の操作だけでなく、「旅先で困ったときに相談できるのか」という不安もあります。
成田店では、車両を貸し出したあともLINEやWhatsAppを通じて問い合わせを受け付けています。車内装備の使い方に関する質問だけでなく、目的地周辺のスーパーマーケットや温泉、RVパークについて相談されることもあるそうです。

佐藤店長は、レンタカーショップという枠にとどまらず、「キャンピングカーコンシェルジュのような存在を目指したい」と話します。
車両を受け渡して終わりにするのではなく、旅が始まってからも必要なサポートを続ける。その姿勢が、初めてキャンピングカーを利用する人や、日本での旅行に不慣れな海外ユーザーの安心感につながっています。
利用者の声を車両とサービスへ生かす

VANTECHはキャンピングカーメーカーでもあるため、レンタル事業は実際の旅で車両がどのように使われているかを知る機会にもなっています。
利用後には、「この収納は使いやすかった」「この装備が便利だった」といった感想のほか、改善を求める意見も寄せられます。数日間旅をしたからこそ気付く声を集められる点も、レンタル事業を展開する意味のひとつです。
一度利用した人が数年後に再び来店し、家族構成や旅のスタイルの変化に合わせて別の車種を選ぶこともあります。利用者との関係が一度のレンタルで終わらず、再利用や購入相談、車両づくりへつながっていくことは、メーカー直営店ならではの特徴です。
愛犬と一緒に楽しむキャンピングカー旅

成田店では、愛犬と一緒にキャンピングカーで旅をしたいという要望にも応え、2026年8月からペット同伴対応車両の運用を開始します。
対象はZiL520とJAL仕様車の一部です。犬種や体重による細かな制限は設けず、実際の利用状況を確認しながら運用していく予定とのこと。愛犬との旅行を考えていた人にとって、新たな選択肢となりそうです。
空港に近い新店舗を旅の拠点へ

2026年6月に移転した新店舗では、敷地内へのRVパーク整備も計画されています。
外部電源やシャワー設備を備え、飛行機で到着した旅行者が宿泊して翌朝から旅を始めたり、帰国前日に滞在したりできる施設を想定しています。国内ユーザーにとっても、成田周辺を旅する際の立ち寄り先として活用できる場所を目指しているそうです。

海外市場への取り組みも続いています。現在は香港や台湾の旅行会社と連携していますが、今後はツーリズムEXPOなどへの出展を通じ、新たな国や地域への情報発信も進めていく予定です。
ショップによく寄せられる質問
Q.初めてのキャンピングカーでも運転できますか?
A.はい。普通自動車免許(AT限定可)で運転できる車両を揃えており、出発時の丁寧な操作説明に加え、旅の間もLINE等でサポートいたします。
Q.ペット(愛犬)と一緒に利用できますか?
A.はい、愛犬と一緒に旅を楽しめるペット同伴対応の車両もご用意しております。
Q.海外からの観光客も利用できますか?
A.ジュネーブ条約加盟国が発行する国際運転免許証をお持ちであればご利用可能です。WhatsApp等を通じた多言語サポート体制も整えております。
インタビュー後記

特に印象に残ったのは、車両を貸し出したあとも利用者とのつながりを大切にしていることです。旅先から届く問い合わせに対応し、利用後には感想を聞き、その声をサービスや車両づくりへ生かしていく。レンタル事業が販売や開発とも結び付いている点に、メーカー直営店らしさを感じました。
購入前にVANTECHのキャンピングカーを体験したい人、愛犬と一緒に旅行したい人、成田空港から日本各地へ向かいたい海外旅行者。それぞれの目的に応じて、車両選びから旅の途中まで支えてくれるショップです。
「キャンピングカーを貸すだけではなく、旅そのものをサポートしたい」という佐藤店長の言葉が、店舗のサービス全体に表れていました。






