夏のクルマは暑い!停車中快適に過ごせるルームエアコンが付いたキャンピングカーを借りました。
ルームエアコンは停車中もサブバッテリーで稼働するキャンピングカーZIL4。ロードクルーズ 京都木津川店で借り、伊勢志摩へ向かいました。
出発前からエアコンのお世話に
6月の快晴に恵まれ、気温は早くも30℃近くになろうとしており、車内も熱くなりはじめています。
出発前にパソコン仕事があるので早速期待のルームエアコンをスイッチON。室内は快適な温度になり仕事もはかどります。
サブバッテリー*)で作動するので、エンジンをかける必要がなく、周りを気にしなくてすみます。
*サブバッテリー:エンジン始動、走行用とは別のバッテリーです。エアコン付きのZILはトリプルサブバッテリー。つまり3個のサブバッテリーが付いており、エンジンをかけていなくても4時間ほどエアコンが使えます。
クルマを借りたロードクルーズ 京都木津川店はカーシェアリング方式なので、使用説明はありません。その代わり各スイッチ類は細かく説明書きが加えられ、マニュアルも完備しています。出発前に一通りマニュアルにも目を通します。
鳥羽水族館へ
志摩へ向かう途中、ジュゴンで有名な鳥羽水族館へ寄りました。
観光バスもたくさん来館するのでキャブコンサイズのキャンピングカーでも案内係の人が駐車しやすい場所に案内してくれて困りません。
鳥羽水族館の規模は大きく、飼育する生物の種類は日本一。各ゾーンは順路を決めずに回れます。ゆっくり見ているといくらでも時間がかかりそうなので、今回は駆け足でまわりました。
伊勢志摩エバーグレイズのグランピング
鳥羽水族館から数キロ先に今夜宿泊するキャンプ場、伊勢志摩エバーグレイズがあります。
ここは早くからグランピングを提唱したキャンピング場で、様々なタイプの宿泊施設、サービス、設備、食事で人気があります。
今回借りたのはプライベートカヌーがあるエリアで、ファイアーピット(たき火台)、Weber社製BBQグリル、電源もついているテント用サイト。 リゾートデッキに椅子とテーブルも備えられているので、キャンピングカーで行くと何の準備もいりません。快適!
一晩位なら外部電源をつながなくても過ごせますが、キャンピングカーは電源を補給できるところで補給しておくのが安心です。電源を繋いでルームエアコンをかけると電気への安心感はひろがります。
日没前にやりたいのがカヌー。カナディアンカヌーを自分のサイトから出発するというリゾート感を満喫できる設定です。水の上をただ走るだけだと飽きてしまいますが、「カヌーエクスプローラー」という迷路コースがあります。コースを回るのに30分位かかり、ここを行くとカヌーの漕ぎ方にも慣れてきます。
BBQグリルを使う夕食
食材はキャンプ場で用意しているBBQメニューを事前に予約しました。Weber社製BBQグリルがあるのでTボーンステーキセットを頼みました。
Tボーンステーキに、貝類、ソーセージ、野菜、フルーツ、パンがセットになっており、レシピも付いているのでそれぞれの食材がおいしく焼けます。
キャンピングカーのボイラーで温水使用
今回のキャンピングカーはお湯が出るのも自慢装備の一つ。朝、洗面用にボイラーでお湯をわかして使いました。
お湯はガスボンベの元栓を開いて室内のスイッチを入れるだけで蛇口から出ます。洗面、トイレ室はシャワールームも兼ねています。温水設備は冬場活躍しそうです。
エバーグレイズでの朝食はコーヒーとフレンチトーストが無料でサービスされます。お皿とカップを持って行くともらえます。今回の旅行ではキャンピングカーに付いている冷蔵庫は飲み物を冷やす以外には使いませんでした。
英虞湾遊覧と展望台へ
キャンプ場を出て賢島へ向かいます。ここから英虞湾をクルーズする船が出ています。港には少し小さい遊覧船と、昔の帆船を模した「エスペランサ号」によるクルーズがあります。小さい遊覧船は島の近くを航行する面白さがあるそうですが、高い展望デッキから島々を見たいと思い、「エスペランサ号」に乗りました。
英虞湾は波もなく、快晴の中を島巡りが楽しめました。
港から数キロ山を登ると横山展望台があり、英虞湾を一望できます。
帰路
展望台を後にして帰路につきます。
途中、伊勢神宮とおかげ横丁を通りましたが、今回は時間がなかったのでそのまま通りすぎます。
帰りの高速のサービスエリアで、パソコン作業。3時過ぎの暑い時間帯でしたので、ここでもルームエアコンが活躍してくれました。いつでも使えるルームエアコンのありがたみを実感した旅でした。
フル装備のキャンピングカー
装備が多くなるとメンテナンスや故障で管理が大変になるため、レンタルのキャンピングカーで装備をたくさんつけた車両は多くありません。
ロードクルーズ 京都木津川店はオーナーがキャンピングカー好きで、自身でメンテナンスが出来るためフル装備で貸し出しています。
キャンピングカーに装備をたくさん付けると
メリット
- 装備が付くほど快適に過ごせるZIL4の快適装備:ルームエアコン、温水設備、電子レンジ、テレビ、サイドオーニング、トイレ、シャワーなど
デメリット
- キャンピングカーが重くなる
- メンテナンスが大変
- キャンピングカーが高価になる
ZIL4は装備の充実で車両重量は増していますが、3,000CCのディーゼルターボは車重を感じさせない走りを見せました。
ただ、高速道路でもスピードが乗ってしまうので、車高が高く、重量の重いキャンピングカーではスピードを押さえて走ることが大切です。