マラソン大会で大活躍!キャンピングカーの活用法

こんな使い方

マラソン大会で大活躍!キャンピングカーの活用法

秋のキャンプシーズンが終わると、キャンピングカーをレンタルする人も少なくなってきます。そんなレンタルキャンピングカーのオフシーズンに合わせてうまくキャンピングカーを活用している方がいました!今回は株式会社ラントリップ代表取締役、大森 英一郎さんにマラソン大会でのキャンピングカー活用法についてインタビューしてきました。

キャンピングカー活用のポイント

  • FFヒーターで寒い冬でも車内はいつもあったかい!
  • 会場のすぐ近くで車中泊ができるので、スタート直前までゆっくりできる!
  • キャンピングカーをグループで借りれば移動中も楽しい!しかも安い!
  • レース後すぐに体を休ませることができる。帰りに温泉に立ち寄るのもGood!
  • レンタルのオフシーズンなので借りやすい!

大森 英一郎 プロフィール

法政大学卒の元箱根駅伝ランナー。株式会社ラントリップ代表取締役。ランナーがいい道を求めて旅をする「Runtrip(ラントリップ)」という新しいスタイルを提案している。記録や順位だけにこだわらず、もっと自由に、もっと楽しく、もっと気軽にランニングを楽しめる世界を目指して活動中。

マラソン仲間と一緒に楽しい「Runtrip(ラントリップ)」を

マラソンの地方大会にキャンピングカーをレンタルして行こうと思ったきっかけは?

じつは以前から乗ってみたいと思っていたんです。地方の大会は会場までのアクセスが悪かったり宿泊施設が遠くにあったりすることが多くて、もっと効率よく参加できないかな?と考えていました。そこで思いついたのが「キャンピングカーをレンタルする」ということでした。

キャンピングカーは東京キャンピングカーレンタルセンター(東京CRC)でレンタルされたそうですが、こちらのショップに決めた理由を教えてください。

都心の恵比寿駅前でレンタルできることと、新車を使っていて車両がキレイなところで決めました。クルマがなくても借りられるというのが良かったです。運転も初めに乗る首都高速が少し不安でしたが都心から離れると運転しやすい道が多いので全く問題ありませんでした。

どんな車種をレンタルされたのですか?

プレシャス
セレンゲティ

これまで2回利用しているのですが、1回目は1BOXタイプ(バンコン)のプレシャスというクルマで、2回目はキャビンの上に常設の就寝スペースがついた室内が広い(キャブコン)のセレンゲティをレンタルしました。一緒に行く人数が2・3名くらいであればバンコン、4人以上ならキャブコンがいいなと思いました。(ちなみに大森さんはキャブコンのことを「リーゼント」と呼んでいました。…確かにそう見えなくもない。)

装備など事前にチェックしたポイントはありますか?また実際に使ってみて便利だった機能はありましたか?

FFヒーター
コンロ

最初はどんな設備や機能があるのか良く分からなくて、ショップの方にお任せでした。使ってみて良かった機能としてはまずダントツなのが「FFヒーター」ですね。マラソンの大会は冬場をメインに秋~春がシーズンなので暖房は必須です。一晩中でも問題なく使用できて、クルマのエアコンとは違うのでエンジンをつけっぱなしにする必要もなく、静かで暖かいFFヒーターのありがたさを実感しました。またセレンゲティは後部に常設のベッドがあるのでレース後に横になって休むことができて良かったです。あとは電子レンジとコンロですね。コンビニで買ったものを温めたりコーヒーを飲むお湯を沸かしたりと重宝しました。
※FFヒーターって?「乗用車とはこんなに違う!キャンピングカーの車中泊装備」(「キャンピングカースタイル」より)

逆に「あったら良かったな。」と思った装備、機能はありましたか?

自動運転(笑)。運転自体は仲間と行けば交代もできるしあまり疲れは感じなかったのですが、レース後に「お酒が飲めない。」という大問題を解決するには自動運転しかないです!4月に参加した「東北風土マラソン&フェスティバル」では、ゴール後に好きな日本酒が飲める「利き酒チケット」が配られたのですが、運転して帰るため飲めませんでした…。ただ飲めない仲間がいれば運転をお願いすればいいし、「タイムが一番遅かった選手が帰りのドライバー。」なんていうのも面白いと思います。あとレース後に汗を流すシャワーがあれば、とも思いましたが、近くの日帰り温泉に立ち寄ることもできるので十分だと思います。
マラソン大会会場までのおすすめスポットや会場近くで宿泊に適した場所など教えてもらえるとランナーはもっとキャンピングカーを使いやすくなると思います。

キャンピングカーでマラソン大会に参加するメリットは?

会場近くで宿泊できるので、スタート直前まで暖かい車内で待機できるのは大きなメリットですね。ホテルなどからだと朝も早くなるし荷物も持って移動しなければならない。この差はレースの結果にも影響すると思います。あとグループで利用すれば1人当たりの費用が安くなることも利点です。また当社は社名の通り「Run(走る)」と「Trip(旅)」をコンセプトに活動をしている会社なので、会場までの行き帰りの「旅」も楽しくなるキャンピングカーは想像以上にマラソン大会と相性が良かったです。

ランナーのみなさんにマラソン大会にキャンピングカーのレンタルをおすすめするうえで押さえておきたいポイントをアドバイス願います。

まずFFヒーターが装備されているかは必ずチェックしましょう。またレンタルのオフシーズンであってもマラソン大会が良く開催される日曜は予約で埋まってしまう場合があるので早目の予約をおすすめします。あとは気の合ったマラソン仲間と一緒に行けば楽しい「Runtrip(ラントリップ)」になること間違いなしです!

インタビューを終えて

「世界中の道を地域資源に変える」という目標に向かって進む大森代表は、マラソン大会×キャンピングカーが今後広がっていく手ごたえを感じているようでした。マラソンシーズンはキャンピングカーのレンタルもピークを過ぎて落ち着いていますし、スキー利用などと違って雪道を走るわけではないので運転も安心です。国内1,000万人といわれているランナーのみなさんにもサークルやグループでぜひ活用してもらいたいです。

こんな使い方