RVing JAPAN(アールヴィング・ジャパン)

インタビュー

RVing JAPAN(アールヴィング・ジャパン)

栃木県宇都宮市
RVing JAPAN(アールヴィング・ジャパン)

代表取締役 古舘 英朗氏

モーターホーム「ハイマー」のレンタルはじめ、他にない特別なものを揃えるワクワクするショップです。

敷地にエアストリームが並び、輸入雑貨ショップのような店舗で、キャンピングカー貸し出しの手続きを行っているRVing JAPAN(アールヴィング・ジャパン)。もともとは自動車整備など、クルマに関するサービスを行っていた会社だったそうです。
数年前、新たな事業として始めたのが、キャンピングカーのレンタルでした。レンタル車両のラインアップに特徴があって、「このクルマに乗りたい」と遠方からお客さんがやってくることも多いといいます。
特に目を引くのが、レンタル車両のハイマーML620。なかなか、レンタルキャンピングカーでは見かけない車両です。なぜ、ハイマーを扱っているのか? そこには代表のこだわりがありました。

クルマと一緒にライフスタイルを楽しんでほしい

欧州キャンピングカーの最高峰、ハイマーを体験してほしい

アールヴィング・ジャパンの店舗
アールヴィング・ジャパンの店舗

RVing JAPANは宇都宮駅の南西、宇都宮市西川田町にあります。駅前の繁華街から続く栃木街道に面しており、アクセスもしやすい場所です。
街道からはキャンピングトレーラーのエアストリーム、大きな欧州キャンピングカーのハイマー、国産キャブコンのコルドリーブスなどが見えます。どれもレンタル車両ですが、珍しいラインアップです。その理由を代表取締役の古舘さんにうかがいました。

ハイマーのエンブレム

「他店にないクルマを選びました。ハイマーは欧州最高峰のキャンピングカーですので、キャンピングカーに乗っている人でも憧れがあるクルマです。そんなクルマをレンタルできたら、という思いがありました。また、自分の経験から、とにかくきれいなクルマを用意しなければいけないと感じていたので、クルマは新車を探しました」

ハイマーML620の車内
高級感のあるハイマーML620車内

ハイマーの車内はきれいにクリーニングされていて、気持ちよくレンタルできそうです。もちろん、家庭用エアコンも装備しているので、欧州最高レベルのインテリアの質感に包み込まれながら、ゆったりとリラックスできる快適な環境が整っています。

レンタルのコルドリーブス
レンタルのコルドリーブス

国産のレンタル車両に選んだのが、VANTECHのコルドリーブス。こちらも新車で購入したモデルです。

コルドリーブスの車内
コルドリーブスの広いダイニング

リアエントランスで、中央に大きなリビングエリアが展開されているレイアウト。バンク部分はキャブコンとしては珍しいツインベッドスタイル。中央にマットを敷けばダブルベッドとしても利用できます。

コルドリーブスのエントランス
コルドリーブスの防水エントランス

リアエントランスにもこだわりがあるそうです。
「私はキャンプが趣味なので、キャンピングカーがどのように使われるのかを常に考えてしまいます。その時、車内で靴を脱げることが大切だと感じたので、リアエントランスで床が広く防水パンになっているコルドリーブスを選びました」

軽キャンパーのレンタル
レンタルの軽キャンピングカー

その他にも、車中泊車両の軽キャンパーもレンタルしています。軽自動車のフロントマスクがモディファイされていて、可愛らしい雰囲気のエクステリアになっています。

ちょいcam
ちょいcamが組み込まれた車内

車内にはちょいcamの設備が組み込まれていて、FFヒーター、インバーターなど、しっかりとキャンピングカーとして利用できる装備です。
キャンピングカーだけでなくレンタル用品も充実しているようです。
「キャンプが好きなので、キャンプ道具のレンタルが充実しています。キャンプをする人が使ってみたいという道具を揃えているのが特徴かもしれません。また、wifiとクロームキャストをセットにしたレンタルも用意しています。電波もしっかりと入るキャリアを私がセレクトしましたので、キャンプ場で映画などをしっかりと楽しめます」

アメリカンな雰囲気の店舗に雑貨アイテムもたくさん

RVing JAPANの看板

地元で長年、自動車会社をやっていて、新たなチャレンジでスタートしたRVing JAPANですが、老舗の自動車整備工場といった雰囲気はまったくありません。
「もともとの会社は別の場所にあって、これまで通りの業務を行っています。ここはキャンピングトレーラーの販売、レンタル、カスタム、そして、キャンピングカーレンタルを行う店舗になっています」

アールヴィング・ジャパンの店舗内
アメリカン雑貨が一杯の店舗内

「以前はアメリカなどにもよくいっていましたが、今では現地で契約しているスタッフがいるので、パーツやクルマなどの手配は現地スタッフにお願いしています。ここにある雑貨なども、アメリカで買い付けて輸入しているのです」
店舗にはアメリカン雑貨があふれていて、販売も行っているそうです。なかにはプレミアムアイテムも販売されていて、好きな人にとっても特別な空間といえるのではないでしょうか。

日本ならではのクルマ遊びを提案するRVing JAPAN

ビンテージトレーラー
趣のあるビンテージトレーラー

お店の中に入ると雑貨が並んでいたり、ビンテージトレーラーまで置かれていて、ちょっと、普通のキャンピングカーレンタルショップとは違った空気を感じます。それは「Rving」に込められた思いがあってのことだそうです。
Rvingは英語圏でクルマと共に生活することを意味していて、クルマと一緒にライフスタイルを楽しんでほしいという思いがあったので、社名に使いました。クルマに住むことは難しいのですが、日本らしいクルマでの遊び方や生活を提案できたらと考えています」

ビンテージトレーラー車内
ビンテージトレーラーの車内

キャンピングカーのレンタルを思いついたのは、キャンピングカーを街で見かけることが多くなったからだそうです。
キャンプを趣味としていて、ビンテージトレーラーなどを所有していたこともあって、レンタルキャンピングカーという選択肢がすぐに思い浮かんだといいます。
「自動車関連の会社だったので、クルマを使った遊び、大人がワクワクできるような仕事ができればと考えていました。キャンプ場でのキャンピングカー受け入れ体制なども整備が進んでいるのを感じていたので、今がタイミングだと思いました」

企業向けのキャンピングカーレンタルにも挑戦

RVing JAPANのプレート

RVing JAPANではハイマーの貸し出しには35歳以上という制限をつけていますが、コルドリーブスに関しては学生でもレンタルできるようになっています。
貸し出しする時にはしっかりと時間をとって、キャンピングカーの特徴を説明しているそうです。
「貸し出しする時は時間をかけて、キャンピングカーのウィークポイントや車両価格の高さなどを説明しています。正直、お伝えしづらいことですが、しっかりと説明するようにしています。これもすべて、返却時にお客さんに笑顔で帰ってほしい、という思いからです」

レンタルキッチントレーラー
エアコン、電気、水道設備が揃ったレンタルキッチントレーラー

ハイマーのレンタル料金は少し高く設定されていますが、欧州の高級キャンピングカーに乗りたい、というお客さんが多く、海外も含めた遠方からの問い合わせもあるそうです。企業の利用もあって、海外からのスタッフ用宿泊設備として使った事例も。
今後は、キッチントレーラーなども準備して、企業向けのレンタル事業も広げたいそうです。その他にもいろいろなアイデアが出てきました。
「キャンプが好きなので、キャンプ場へトレーラーを持っていって、お客さんにトレーラーを貸して、私がキャンプをする、というのも楽しそうですね」

インタビュー後記

他にない特別なキャンピングカーを揃えたり、お客さんが笑顔で帰ってもらえることを願い、さらに、ワクワクできるような店舗を作っているなど、RVing JAPANはいろいろなアイデアが満載のショップでした。
そして、いろいろなアイデアを語るRVing JAPAN代表古舘さんはいつも笑顔です。お客さんにクルマで遊んでほしい、という最初に抱いた思いがあふれているのが、その笑顔からも伝わってきました。

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