レンタルキャンピングカーで海・山・川を48時間で制覇 プレシャス・モストRV マルス

借りてみた

レンタルキャンピングカーで海・山・川を48時間で制覇 プレシャス・モストRV マルス

プレシャスのマルスがカークルにレンタル車両として入ってきました。そこで、最新のモデルを楽しむため、カークルでマルスをレンタルして、関東を周遊するドライブに出かけてみました。スケジュールの調整ができたのは48時間。2泊3日の行程となりました。

マルスのレポートは
キャンピングカースタイル「エアコンも装備できるライトキャブコンマルスは初心者にもおすすめ」をお読み下さい。

仕事終わりに、カークル東京北店でクルマをレンタル(DAY1 18:00)

カークル東京北店近くの駐車場

18時、仕事を早めに切り上げて、カークル東京北店(東京都北区豊島8-5-11)に到着。今回はカークルのスタッフと2台でお出かけすることになりました。この日はクルマの配置の関係で、1台がコインパーキングのなかに。しっかりと枠の中に収まっていて、そのコンパクトなサイズに少し安心しました。でも、高さは3m近くあるので注意が必要です。

RVパークあじがうら(DAY1 20:00)

RVパークあじがうら

東京北店を出て、目指したのはRVパークあじがうら(茨城県ひたちなか市磯崎町4625-2)。約130kmの距離です。常磐道を使って北上しましたが、常磐道は田畑広がる場所の少し高い位置に道路が通っていることが多く、横風の強いポイントが多いのが特徴です。

急なハンドル操作をしないように、少し先にみえる、高速道路脇にある鯉のぼりのような旗「吹き流し」をチェックしながら走ると、気持ちに余裕ができます。

高速道路を降りてから、セブンイレブンに立ち寄って、現地に到着したのは20時ぐらい。RVパークあじがうらのいいところは22時までチェックインができることです。関東圏の人であれば、仕事終わりからのドライブに最適な施設といえるでしょう

ブロッコリーと生ハムのアヒージョ

初日の夕食はコンビニで仕入れた食材で作りました。レンタルキャンピングカーの場合、車内での調理が制限されていることもあるので、クルマを借りる時に確認しておきましょう。今回、私たちもカークルのスタッフに確認して、車内で調理をしました。冷凍のブロッコリー、シーフードミックス、にんにく、生ハムをスキレットに投入して、オリーブオイルをたっぷりと入れ、フタをするだけです。ある程度時間がたったら、火を消して、オープン! 車内に匂いがこもることなく、簡単にできました。

コンビニの食材を調理

その他にも、とうふにバンバンジーのタレをかけたり、ちくわ、サラダチキンなど、盛り合わせるだけで、完成するメニューがずらり。コンビニエンスストアで入手した食材だけで作る、超かんたんレシピ料理でしたが、豪華な夕食となりました。

RVパークの電源供給で快適に

キャンピングカーマルスの電子レンジ

カークルのマルスには電子レンジが付いています。コンビニで仕入れたお弁当をあたためるのも簡単です。冷蔵庫には冷凍庫が付いていますので、冷凍食品と電子レンジでドライブ中の食事をカバーすることも可能です。

キャンピングカーマルスのエアコン

さらに、エアコンまで装備されていました。こちらは外部電源が必要ですので、RVパークで電源を借りました。暑さだけでなく、湿気も取ってくれるので、室内は快適です。自分のクルマではありませんが、カビなどの発生を抑えられるのもポイントかもしれません。

キャンピングカーマルスの外部電源

外部電源入力はリア側にあります。運転席からは見えないので、クルマを動かす時は、必ず外すことを意識します。意外とつけっぱなしで走り出してしまう人が多く、ボディへのダメージも大きいので注意しましょう。

RVパークあじがうら

2日目は7時に起床。RVパークあじがうらの美しい芝生が目に飛び込んできます。駐車スペース脇にあるシャワールームを借りて、さっぱり。冷蔵庫に入れてあった、冷やしうどんを食べて、次の目的地に出発です。

阿字ヶ浦海水浴場(DAY2 9:00)

阿字ヶ浦海水浴場に

RVパークあじがうらは海のすぐ近くにあります。夏は海水浴と一緒に利用するのもいいでしょう。近くの阿字ヶ浦海水浴場には大型駐車場がありました。キャンピングカーで訪れてもストレスフリー。途中の道は少し細いので注意が必要です。

那珂湊おさかな市場(DAY2 9:30)

那珂湊市場の大型車駐車場

次の目的に向かう前に、2日目夜の食材を入手します。せっかく海の近くに来たので、少し南下して、那珂湊漁港に向かいました。RVパークから約6km。約10分でついてしまいました。中型・大型駐車場があるので、キャンピングカーであれば、ここに停めるのがいいでしょう。駐車料金は4時間で210円でした。リーズナブル!

那珂湊おさかな市場

市場はたくさんのお店がありましたが、朝が早かったので、準備中のお店が多く、開いているお店はちらほら。でも、開いているお店でサービスしてもらい、大量の海鮮をゲット。発泡スチロールのケースをもらって、氷と一緒に梱包してもらいました。

オートキャンプ那珂川ステーション(DAY2 15:00)

オートキャンプ那珂川ステーション

次の目的地はオートキャンプ那珂川ステーション(栃木県芳賀郡茂木町大字飯野1662-1)。海側から内陸に向かって一直線。川辺のキャンプ場です。距離にして約48km、1時間ちょっとで、目的地に到着です。

お昼少し前に現地に着いてしまったので、チェックイン待ちのために、近くの道の駅もてぎで昼食をとりました。道-1グランプリで三連覇した「ゆず塩ら~めん」をいただきました。さっぱりしていて、おいしかったです。

キャンピングカーとタープ

キャンプ場に戻ってチェックインすると、サイトは広々としていて、キャンピングカーでも停めやすい場所でした。好きな場所を選んで停めていいよ、ということで、川の近くでキャンプすることに。カークルではキャンプ道具もレンタルしていて、BBQコンロ、テーブル、イスなどを借りました。

事前に連絡しておけば、貸し出し前にキャンピングカーの中に入れておいてもらえるので便利です。レンタルキャンピングカーでキャンプをしたい人には、このサービスを利用するのもいいでしょう。

川で海鮮BBQ

海鮮BBQの材料

キャンプサイトの準備ができたら、近くの温泉施設、ごぜんやま温泉保養センター 四季彩館(茨城県常陸大宮市長倉407-2)で汗を流します。キャンプ場からは約5kmちょっと、約10分の道のりでした。

褐色のしっかりとした温泉で気持ちよかったです。露天風呂にサウナまである充実施設。休憩スペースで牛乳を飲んでいたら、キャンプ場に戻ることを忘れてしまうほど、くつろいでしましました。

はまぐりと赤エビのBBQ

サイトに戻ったら、朝仕入れた海鮮をBBQします。さざえ、はまぐり、ほたて、赤海老、どれも新鮮でおいしい。さざえのBBQは、いつも食べるのに苦労していたのですが、カークルスタッフから、切り身にしてBBQすることを教わり、こんなにも楽な食べ方があることに驚いてしまいました。

キャンピングカーと焚火

キャンプ場での醍醐味はやっぱり焚き火! 雨が振ってきましたが、焚き火を眺めながら過ごす時間が心地よかったです。火の粉が舞うので、キャンピングカーと火の位置などには注意が必要ですが、焚き火台もカークルで借りられるので、キャンプ場で焚き火&キャンピングカーを体験してみてください。また、やりたくなること間違いなしです。

赤エビのピラフ

締めに、パエリア風ごはんです。事前に買っておいた、冷凍ピラフに市場で買った赤海老を載せて、スキレットで火を通しました。これも、ほとんど調理をしていませんが、おいしくできました。ちょっとしたアイデアで、旅の食事もランクアップします。

大谷資料館(DAY3 14:00)

大谷資料館

3日目の朝はインスタント麺。お湯を沸かして、手軽に朝食をすませました。キャンプ場で申し込みすると、目の前の那珂川でカヌー体験もできるということだったので、後ろ髪を引かれましたが、さらに内陸に向かって、次なる目的地、大谷資料館(栃木県宇都宮市大谷町909)に向かいます。

キャンプ場から大谷資料館までは約88km。のんびりと下道で約2時間走り、途中の宇都宮駅近くのファミレスで昼食をとりました。宇都宮駅周辺から大谷資料館までは、10km ちょっとで、約30分かかりました。

大谷資料館とは、大谷石の切り出し場の跡地にできた資料館です。大谷石採石の歴史展示物などがあり、奥に進むと、採石の跡地に入っていけます。内部は11度で、外よりも10度以上低い気温でした。涼しい、というよりは寒いぐらい。上着が必要です。

大谷資料館のショップ

巨大な空間に圧倒されながら、見学を終えて、外に出てくると、ムワッとした空気が体にまとわりつきます。資料館の出口を出てすぐのショップでは、日光天然氷がいただけるようです。もっと、外が暑かったら、確実にイートインしていたと思います。

大谷資料館の駐車場

資料館の駐車場は広く、キャンピングカーでも停めやすいレイアウトです。周りは大谷石の山に囲まれて、この駐車場だけでも十分に迫力ある景色を楽しめます。

海、川、山を巡って、今回の目的を達成したので、そろそろ戻ることに。帰りは約120km。2時間ぐらいの行程です。宇都宮から南下する時は、東北道を通ります。東北道は交通量が多く、車線も3車線区間が続きます。ここでは、大型トラックの追い越しに注意が必要です。

追い越し車線を大きなトラックなどが通り過ぎると、通過した後に、ハンドルがトラック側に引き込まれる感覚があります。ここだけ、注意しておけば問題ありません。車体が揺れているだけなので大きなハンドル操作は必要なく、しっかりと安定して、ステアリングを握っておきましょう。

カークル東京北店(DAY3 18:00)

マルスの車内1

大谷資料館を15:30時に出発して、カークル東京北店に到着したのは18時少し前でした。途中、休憩とガソリン給油を挟んで、のんびりと戻ってきた感じです。初日の18時スタートして、ちょうど48時間。カークルでは24時間単位でクルマをレンタルしているので、レンタル期間は2日分ということになります。充実した48時間でした。

今回の総走行距離は約450km。給油を2回おこなって、約50リットルのガソリンを使いました。プレシャスの新車マルスは運転しやすく、狭い場所での切り返しもミニバンライク。乗り心地はマイルドで、不快な振動や揺れも少なかった印象です。
マルチルームがないので、ベッドも広々として、快適でした。なんといっても、電子レンジとクーラーは効果絶大です。

マルスの車内2

借りてみた