キャンピングカーが安心、快適に車中泊出来る施設として日本RV協会認定の「RVパーク」が全国に出来ています。
そのRVパーク3か所に泊まってみました。
- RVパーク京都南 鴨川RVサイト(京都府)
- RVパーク犬山ローレライ麦酒館(愛知県)
- RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県)
キャンピングカーは豊富なラインアップで定評のある「東京キャンピングカーレンタルセンター」で借りました。
今回の乗車、就寝人数は2名。高速道路を多用するということでチョイスしたクルマはハイエースベースのランドワゴン ヴィヴァルディ。
クルマも新しく、内装はシートの質感も上質。間接照明を使って極上の雰囲気を出しています。
目次
1日目 RVパーク京都南 鴨川RVサイトへ
6:00pm クルマを受け取り出発
金曜日の夕刻、クルマを受け取りまず自宅へ。
荷物や必要な装備を積み込んで、夜8時に出発。
新東名高速を下って浜松サービスエリアへ。
ここでシャワー休憩と仮眠。
シャワーがあるのは疲労回復にうれしい設備です。
常連の人はシャンプーと石鹸のセットを持って入って来ましたが、ここに来るときは持っておくといいですね。
エリア内の駐車場は乗用車とトラックも完全にわかれており、比較的静かなのでよく仮眠できます。
11:00am RVパーク京都南 鴨川RVサイト到着
ここは事前にネット予約していました。
予約料は駐車代と別に1時間につき40円かかりますが、満車の心配がなく、駐車スペースが芝生になっているのでプチキャンプ気分が味わえます。
RVパーク京都南の運営はキャンピングカービルダーのバンテックが行っているので、設備や使い勝手にぬかりがありません。
京都をどう回るか。事前の計画では京都駅まで電車で行って、レンタサイクルでも借りようかと思っていましたが、サイト内の張り紙にバスやタクシーの案内がありました。タクシーをここへ呼んで清水寺まで行っても2000円位なのでタクシーで行くことにします。
2日目 京都観光初日は清水寺へ
12:00pm 京都観光 まず青龍殿から京都を一望
清水寺へ向かう途中、観光ルートをタクシーの運転手さんに相談すると、清水寺の上にある青龍殿へ行くことを提案されました。
京都を一望出来るということなので、青龍殿経由で清水寺へ向かうことにしました。
運転手さんが薦めるだけあって青龍殿は絶景のスポットです。
京都全体が見渡せるので地図と重ねるとだいたいの位置関係がわかります。さらに上にある展望台では大阪あべのハルカスまで見渡せ、なんとなく距離感もつかめます。
結局運転手さんに青龍殿の中も案内してもらい、清水寺まで全体で約1時間。タクシー料金は5,000円と予定をオーバーしてしまいましたが、運転手さんから観光案内も聞けて、京都初心者には大満足でした。
13:00pm 清水寺到着
土曜日でもあり、お寺の前の通りから大混雑。
外国人観光客も大勢押し寄せています。
清水寺境内へ。清水の舞台はやはり・・・・・・写真で見ていた通りでした。
そして坂を歩いて高台寺へ
京都初心者には要所要所の名前は聞いたことがあってもそれぞれの位置関係がよくわかりません。清水寺のすぐ近くに寧々で有名な高台寺。これは行ってみなければ。
歩き疲れたので京都タワーの下にある京都タワー大浴場へ行きます。
ここも観光客らしい人たちで賑わっていました。京都駅前にある京都タワーの地下なので便利です。
19:30pm 鴨川の納涼床へ
夕食は奮発して鴨川納涼床を予約していました。ただ、お店がたくさんあり、どこを選べばよいかわかりません。料理も京料理やイタリアンにフレンチ。椅子に座る川床もあります。 京都鴨川納涼床協同組合のホームページなどを参考にして、畳に座布団といった昔風のお店を選びました。
この日は雨にもならず、涼しい風が吹いて最高の納涼床となりました。お酒も飲んでいたのでここからRVパークへはタクシーで帰ります。
3日目 キャンピングカーで移動の京都観光
9:20am 嵐山へ到着
昨日はタクシーと徒歩で回ったので、今日はキャンピングカーで行きやすそうなところを回ります。まず嵐山へ。
日曜日の朝ですが、時間が早く嵐山の公営駐車場は空いていました。
近くの天龍寺を散策。庭の眺めがとてもきれいです。
天龍寺の中に精進料理を食べさせるお店があったので、ここで早めの昼食をとりました。
13:00pm 伏見稲荷大社
次に伏見稲荷大社へ向かいました。日曜日の昼過ぎの時間とあって境内の駐車場は満杯。一回りして近所のコインパーキングへ停めます。
ここも大勢の観光客でにぎわっています。ただ上へ行くほど人は減ってきます。一ノ峰まで行ってみたかったのですが、さらに1時間位必要になりそうでしたので途中から本殿へ戻りました。
16:50pm さら・さくらの湯
京都から今夜の宿泊地犬山へ向かいます。途中犬山市民健康館にある「さら・さくらの湯」で入浴。犬山市の施設で温泉、露天風呂があり広々とした綺麗な施設で500円とリーズナブルに入浴。ここから今夜泊まるRVパークへ。
17:50pm RVパーク犬山ローレライ麦酒館へ到着
「麦酒館」 そうですここはその名の通り地ビールなどを製造・販売する会社が運営するRVパーク。新鮮な地ビールをつくりたての状態で味わってほしいという思いから、飲んでも運転せずそのまま泊まれるキャンピングカーに着目し、駐車場の一部をRVパークにしたそうです。
クルマに電源をつないだ後、期待の地ビールレストランを訪ねます。
地ビールは3種類あり、後は寝るだけなので地ビール3種類を制覇!つまみはビールに合うフランクフルトから和風まで豊富に用意されています。
何よりもおいしい地ビールを飲んだ後、安心してキャンピングカーで泊まれるこの感覚がたまりません!
4日目 中央高速を通って諏訪湖へ
9:20am RVパーク犬山ローレライ麦酒館を出発
今日は次のRVパークへ向かう途中、諏訪湖へ向かいます。
12:15pm 御柱祭で有名な諏訪大社へ到着
諏訪大社の境内は荘厳な雰囲気につつまれていました。京都はどこへ行っても外国人の観光客で一杯でしたが、この日こちらは日本人の参拝者しかいないようです。
13:00pm 諏訪湖到着
天気が悪くなりはじめ、曇天の湖はちょっと沈んだ感じです。
諏訪湖の観光案内をホームページで見ると、水陸両用車によるダックツアーがあるではありませんか!これでテンションを上げていこうと発着場所のSUWAガラスの里へ向かいます。
平日とあってほぼ貸切状態。ガイドさんがつくので諏訪湖や周辺のこともよくわかります。8月の諏訪湖花火大会は全国でも有数の規模と教えてもらいました。
水陸両用車によるツアーは1時間位です。クルマ(バス?船?)を降りて湖近くにある高島城を訪ねました。瓦屋根でない独特の屋根は少し遠くから眺めた方が趣があるようです。
この辺りは有名な酒蔵が多いので、湖畔の酒屋に立ち寄って今夜のお酒を調達します。要冷蔵のお酒もキャンピングカーなら冷蔵庫があるので問題なし!
16:00pm 八ヶ岳中央高原RVパークへ到着
ここは「信州原村八ヶ岳温泉 もみの湯」を併設しています。温泉に入ってキャンピングカーで食事して眠れるのがポイントです。
夜は「東京キャンピングカーレンタルセンター」のオプションLayBag(レイバッグ)エアソファを借りていたので、これに寝転がって星空を眺めようと思っていたのですが雨で出番がありません。
5日目 韮崎美術館・白山温泉へ
10:00am 八ヶ岳中央高原RVパークを出発
ノーベル賞を受賞した大村智先生の「私の履歴書」(日経新聞)を読んで、先生が故郷の韮崎に美術館や温泉施設を作っていたことを知りました。ここから近いので韮崎大村美術館へ向かいます。
10:45am 韮崎大村美術館へ到着
絵を集めた経緯や美術館を建てたいきさつを事前に読んでいたので、館内を巡るとエピソードが思い出されて面白いものでした。
この日は観光バスで美術館を訪ねる団体もありました。団体さんの中には開口一番「これは全部大村先生が描いたの!!」と感嘆の声をあげる人もいましたが・・・
美術館のすぐ隣が武田乃郷白山温泉。ここの露天風呂に入っている大村先生の姿を以前テレビで見た覚えがあります。
早速入浴。いかにも地元の年配の方々という人たちが入浴しており、先生が意図した故郷への恩返しという気持ちを感じます。
昼食は韮崎市内にあるむぎトロ屋さんへ
13:30pm 韮崎市を出発
中央高速を通って途中談合坂サービスエリアで休息。
夕刻無事にレンタカーを返却しました。
RVパークまとめ
今回3つのRVパークを使ってみて、当たり前ですがキャンピングカーで車中泊をするには安心の施設であると改めて感じました。
RVパークは費用が1泊¥2,000~¥3,000で安心して車中泊出来ることと、電源が確保出来ることが大きなポイントです。キャンプ場と比較すると人数が多くなっても一人一人に利用料がかからないので割安です。
ただ、RVパークは既存の施設を利用して作られていることが多いので、キャンプ場のようなリゾート感が薄いところもあります。
道の駅と比較すると無料の道の駅よりも費用がかかってしまう点はありますが、施設に泊っている安心感は格段に違います。
今RVパークは全国的に増えています。今回利用したRVパーク京都南のように比較的町に近いところへも出来ていくとアウトドア利用だけではない、キャンピングカーの新たな使い方が出てくると思います。
ランドワゴン ヴィヴァルディについて
ベース車は標準サイズのハイエースのため、取り回しは乗用車と変わりません。
高速道路でも一般車について走れるのは走行性能を犠牲にしていないバンコンタイプのキャンピングカーの利点です。
製作メーカーのRVランドでは、モダンでシンプルな作りを売りにしていますが、ヴィヴァルディもこの流れを汲んであきのこない内装です。
質感の良いシート生地を使っていますが、反面ベッド展開で重くなることがありました。ただ数日間使っていると慣れてきます。
リアにベッド用マットを設置することで2段ベッドのようになり、就寝定員が4名とファミリーでも使えます。1台のクルマを通常の常用からキャンプまで幅広く使えるクルマです。
今回クルマを借りた「東京キャンピングカーレンタルセンター」
東京・埼玉を中心に展開しています。
最大の特色はキャンピングカーの品揃えが豊富で、新車やそれに近い状態のクルマも多数貸し出しています。ヴィヴァルディも非常に綺麗な室内でした。
同社は普通ではレンタルしていないような高級キャンピングカーも貸し出しているので必見です。