バスコンでレース観戦に行ってみた!RVランド ランドホーム

借りてみた

キャンピングカーユーザーが「いつかは…」と憧れる車種、それがバスコン。自分自身もバイクレースの経験があり、パパになった今もレース観戦が大好き。
そんなキャンピングカー初心者が、レンタルでバスコンを借りて、憧れのコースサイドキャンプに挑戦しました。

ツインリンクもてぎ(栃木県)が、サーキットのコースサイドにキャンプエリアを設けたと聞いて、いつかそんな場所から、ゆったりレース観戦してみたいと思っていました。
けれど、子供はまだ小さいし、本格的なアウトドアの経験もありません。テントなどの装備もないし…そこで思いついたのがキャンピングカーです。
いまはレンタルも充実しているというし…。そこで思い切って、借りてみることにしました。

車両とご対面

今回お世話になったのは、さいたま市緑区にあるキャンピングカーレンタルのトリップスター。駅からも近く便利な場所にありましたが、今回は荷物もあるし、子供も小さいので車でお邪魔して、僕の車は旅行中預かっていただきました。

今回お借りしたのは、RVランド製・ランドホーム。トヨタ・コースターをベースにした、バスコンです。標準ボディベースで、全長6300mm 全幅2004mm 全高2750mmの堂々たるサイズは、日ごろハイエースに乗り慣れている僕でも圧倒されました。
見た瞬間の印象は「うわ!マイクロバスだ」。旅館の送迎車などで見かける、アレです。そして次の瞬間脳裏をよぎったのは「運転、大丈夫かな…」という不安。

しかし、車内を見せてもらいながら説明を受ける段になったら、びっくりの連続で不安もどこへやら。
ゆったりとしたラウンジがあって、キッチンにトイレスペースも。後部にはベッドルームがあって、二部屋の構成になっています。最後部には上段ベッドもあって、6名が就寝可能。親子3人では余裕ありすぎるほどの広さです。

目を引いたのは、装備の充実ぶりでした。事前に調べておおよそのことは知っていましたが、ルーフエアコンに電子レンジ、車載の発電機もあるので、電気製品はほとんど使えます。家にいるときと変わらない快適さと便利さがどこへでも持ち出せるって、すごいですよね。

説明を聞きながらいちいち驚いていた恵が、隣でぼそっとつぶやきました。
「天馬の幼稚園バスと同じ大きさだね…」
これには思わず吹き出しました。
「なんでもついてるし、本当に家だね」。サーキットでキャンプなんて言われて、何が何だか想像がついていなかったのですが、これだけの装備があれば安心だなと思いました。

いざ、サーキットへ!

天馬のチャイルドシートをマイカーから移設して、いざ出発です。目指すは栃木県にあるサーキット、ツインリンクもてぎ
若いころから、ハイエースにバイクを積んで、何度も通った場所です。
モータースポーツ好きで、むしろ「見る」より「走る」ほうだったので、まさかサーキットに遊びに行く日が来るとは…。しかも我が子を連れて出かけるようになるとは思ってもいませんでした。

さて、気になっていた、バスコンの運転ですが、結論からいうと、意外なほど運転は楽でした。当初は大きさに圧倒されていたのですが、オートマだと聞いて安心しました。最初こそこわごわでしたが、駐車場を出てすぐに、運転しやすいことがわかりました。

実際、車体が大きいので内輪差は確かに気をつかいます。が、高速道路では全くストレスなし。30人も乗れるバスに親子3人しか乗っていないので当然です。高速道路を降りる頃には、大分、感覚もつかめてきました。

懐かしいサーキットに到着!今日は「スーパー耐久2017 第1戦」が開催されています。
かつて自分が走っていたコースが見渡せるところに立つと、「あのコーナーはこんな感じだったな」とか「あそこで転んだっけ…」なんて、次々と思い出が沸き上がってきます。 車を停めたのは、コースが直接見える外周道路に沿ったエリアで、特にレース展開が面白くみられるポジション。「コースサイドキャンプステイ」と名付けられた駐車枠です。

車の位置を落ち着かせたら、いよいよ、アウトドアチェアを取り出してレース観戦!さっきから聞こえてくるエンジン音に、早く見たくてうずうずします。
車好きの天馬も、間近に見るレーシングカーに目を丸くしています。一方、恵はといえば、しばらく付き合ったものの車に逆戻り。どうやらラウンジが気に入ったようで、ゆったりくつろいで雑誌をめくっています。

そのとき、しみじみ思いました。これなら、僕の趣味に付き合わせても罪悪感がないなあ、と。レース観戦やサーキット遊びは、どうしてもずっと屋外にいることになります。同じ趣味の人同士ならともかく、興味関心の合わない人をつき合わせるには気が引ける部分もあるのですが、キャンピングカーなら、暑さ・寒さがしのげるし、快適な居場所がすぐそこにあります。
僕も心置きなくレースが見られて、妻や子供は飽きたら車へ。お気に入りのおもちゃを持ち込んだ天馬も、家と変わらぬマイペースさで遊びに興じていました。

夜はキャンプ!

さて、レースも終わり、日が傾いてきました。ツインリンクもてぎは広大な敷地で、大規模なホテルツインリンクもあります。ホテルには日帰り入浴施設もあったのですが、この日は残念ながら、遊び過ぎて時間切れ。
しかし、サーキットから車で15分ほど行ったところに、公共の日帰り入浴施設「ごぜんやま温泉・四季彩館」があります。
簡単に荷物を片付け、バスコンでお風呂目指して走ります。レースや練習走行で通っていたころ、必ずといっていいほど立ち寄っていた温泉は、あの頃のままでした。

お風呂でさっぱりして、再びキャンプサイトへ戻ると、さすがにお腹がすきました。僕もレース遊びはさんざんしてきましたが、キャンプや野外料理の経験はほとんどなし。道具もありません。
とりあえず、カセットコンロを持参したので、スーパーで買ってきた焼きそばの麺を炒めて、車載の電子レンジで冷凍食品の「中華丼の具」をチン。簡単五目焼きそばの完成です。
食事は車内のラウンジで。「車の中で電子レンジが使えるって、不思議な感じ」と、恵も面白がっていました。

ミニカーを握ったままうとうとしている天馬を起こして、キッチンのシンクで歯磨きさせて寝る準備。
「どこで寝るの?」と訊くと、迷わず最後部の二段ベッドを指さす我が子。子供って、二段ベッドの上段が好きですよね。

一晩泊まってみて…

一夜明けて、朝です。
愛媛の実家へ帰省するのに、何度かハイエースに布団を積んで、という車中泊は経験していましたが、それとはまったく別物だなあ、というのが、目覚めた瞬間の実感でした。
何と言うか、快適さの次元が違う。身体はどこも痛くないし、何より疲れがすっかりとれています。

さて、レースにばかりかまけていては、さすがに家族に悪いので、二日目はツインリンクもてぎで遊ぶことに。
敷地内にあるコレクションホールへ移動。ここには、ツインリンクもてぎを運営するホンダだけでなく、日本のモータリゼーションを築き上げてきた、歴代の名車がずらりと並んでいます。
車だけではなく、アシモが展示されていたりして、日本の技術力ってやっぱりすごいなあ、と再認識。

とはいえ、天馬には若干退屈だったようで、早々に遊園地・モビパークへ。
ここでは子供が自分で乗り物を選んで遊べる体験型パークで、室内にも屋外にもさまざまな乗り物がありました。二輪、四輪、サイズや速度もさまざまで、さすがホンダ!
天馬はまだ4歳で、ランバイクと自転車しか知らないけれど、もう少し大きくなったら、いろんな乗り物にチャレンジするようになるのかな…

そんな天馬が選んだのは、モビパーク内のキッズドライブとドリフトキッズレーサーでした。
レース好きの僕の血を引いたんでしょうか…。

ひとしきり遊んだあと、新しく敷地内にオープンしたばかりという「巨大迷路」に行ってみましたが、こちらは長蛇の列だったので今回はあきらめ。
帰る時間のことも考えないといけません。
とはいえ、朝からたっぷり遊んだので満足度は高め。それもこれも、現地に泊まっていたからこそだと思います。

親子ともどもすっかり楽しんだサーキットを後にして、帰路につきました。
僕にとっては慣れた道なので何の問題もなかったのですが、高速道路で大きな事故があったようで、なんと大渋滞。余裕をもって出たつもりが…。

そしてお約束のように、天馬が「おしっこ!」。このときは心底、「トイレがついていて助かった!」と思いましたね(※)。
※レンタルキャンピングカーの場合、トイレがついていても、使用許可には別料金がかかる場合があります(トイレの処理費として)。レンタル契約時に確認しましょう。

はじめてキャンピングカー旅をしてみて

運転

予想以上に小回りも利くし、走りやすかったです。高速道路でもパワーあるし、乗り心地も、もしかしたら自分のハイエース・ワゴンよりいいかもしれません。

居住性

さすが最高クラス。広さも装備も申し分ありません。2ルームだし、2家族で折半して出掛けるのもいいかもしれません。今度は天馬の友達の家族を誘って、2家族で出かけようかな…

総評

初体験でいきなり最上級クラスに乗ってしまいましたが、そうそう買えない車にも乗れるのが、レンタルキャンピングカーのいい所だと思いました。広々した空間、豊富な装備、パワフルな走り、せっかく借りるなら最高クラスのキャンピングカー体験をおすすめします!

バスコンを運転するには

マイクロバスを運転するには大型免許が必要では」と思われた読者もいらっしゃると思いますが、バスコンの場合乗車定員が10人以下ですので大型免許は必要ありません。
但し免許の取得時期によって若干異なります。

  • 平成19年6月2日以前に普通免許を取得した人 → 普通免許でOK!
  • 平成19年6月3~平成29年3月11日に普通免許を取得した人 → 車両総重量5t未満ならOK(ほとんどのバスコンは5t未満です)
  • 平成29年3月12日以降に普通免許を取得した人 → 車両総重量3.5t未満しか運転できないのでNGです。

今回の体験メンバー

中澤孝介(35)
IT系企業に勤めるサラリーマン。若いころからバイクに親しみ、仲間とレースをしていたことも。そのころからレース用バイクをハイエースに積み込んで、あちこち出かけていたので、車中泊の経験はあり。また、大きなサイズの車の運転にも抵抗はない。最近は自転車の面白さに目覚め、往復40kmの通勤に自転車を利用。

妻:恵(32)
医療事務の仕事をしながら子育てに奮闘中。テレビや音楽鑑賞が好きなインドア派だが、幼少のころから家族での登山やキャンプなどの経験があり、夫よりもアウトドア経験は豊富。

長男:天馬(4)
幼稚園の年中さん。最近はストライダー(補助輪なし、ペダルなしの自転車)にはまって、週末は全国各地で行われるレースに参戦。だが、父親ほどのアウトドア派ではなく、目下一番熱中するのは、室内でのトミカ、プラレール遊び。

借りてみた