せっかくキャンピングカーを借りたから遠くへ行きたいと思う人も多いでしょう。でも、レンタル店の近くにも良いスポットがあるのでは? お店の近くなら運転している時間が少ないので、時間に余裕ができて、キャンピングカーの車内や装備を十分楽しめます。
今回は静岡県浜松市のキャンピングカーレンタルショップわくわくRVでトイファクトリーのバーデンを借りて浜名湖周辺をまわりました。
目次
人気のキャンピングカー トイファクトリー バーデン
バンコンビルダーのトイファクトリーは、代表の藤井昭文氏が毎日放送の情熱大陸に登場するほど注目されているビルダーです。
レンタルされているバーデンもわくわくRVのオーナーが気に入って、新車で導入した車両です。ハイセンスなインテリアと造りの良さを感じる車内は、ダイネットで過ごす快適な時間を約束します。
また、このバーデンにはわくわくRV特製のシアター音響システムが搭載されており、持参したDVDを迫力あるサウンドで堪能できます。キャンピングカーの中で過ごす時間をたっぷり取った旅にはピッタリです。
ロープウェイで浜名湖を見下ろす展望台へ
お店でクルマを受け取り、向かったのは浜名湖を見下ろすかんざんじロープウェイ。絶景を楽しみながら今回旅をする浜名湖周辺を眺めました。
10分間隔で運行しているので待ち時間もあまりありません。遊園地の浜名湖パルパルも隣接していて、お子さんと一緒ならこっちにも入ってしまいますね。
次に、ここへ来る途中で看板のあったはままつフラワーパークへ寄りました。広い敷地に様々な種類の花が咲き、一日中楽しめそうな公園です。日本庭園など見切れないところに後ろ髪をひかれながら昼食へ向かいます。
昼食の後、舘山寺温泉へ
昼食は舞阪港で仕入れた近海の新鮮な魚料理を提供する大船(おおぶね)へ。海鮮丼のネタは新鮮で切り身は厚く、大満足の昼食になりました。大船は宿泊地とは違う方向にありますが、今回は走行距離も少ないので少しくらいの寄り道は気になりません。
来た道を戻るかたちで舘山寺温泉へ寄ります。大きなホテルが日帰り入浴の営業をしているので、キャンプ場へ入る前に一風呂浴びます。
浜名湖畔にあるキャンプ場TARI CANHA Murakushi BEACH
本日の宿泊地は湖畔のプライベートビーチTARI CANHA Murakushi BEACH。キャンピングカーを停めた目の前に浜名湖の水辺が広がります。
夕食のとき、トビラを開けると外からでも蛇口が使えるバーデンはすごく便利でした。この辺りは使いやすさを追求するビルダーの設計の思想を感じます。
夕食は、コロダッチとガスバーナーで簡単に作ってすませました。
夕日が沈むのを楽しんだ後、夜はわくわくRV特製のシアター音響システムの出番です。DVDの映画をいつもと違う迫力のサウンドで鑑賞しました。キャンピングカーのダイネットで過ごす時間が増えると、キャンピングカーを借りた価値が一層発揮されます。
このキャンプ場についてオーナーと話していると、出来るだけこの環境を持続させることに努めているとのこと。高規格のキャンプ場と違って設備はミニマムですが、気持ち良い芝や水際まで迫っているロケーション。この環境はぜひ持続して欲しいですね。
カフェの営業もしているので、カフェエリアでジャズを聴きながらコーヒーだけを楽しむことも出来ます。
大きなキャンピングカーだと入れないこともあるので、行くときには事前にキャンプ場と相談して下さい。
航空自衛隊浜松広報館エアーパーク
朝、キャンプ場での撤収作業がほとんどいらないキャンピングカーは、のんびりした時間を過ごせます。テントキャンパーの人たちには申し訳ないですが、この撤収の手軽さはなにものにも代えがたいものです。
キャンプ場を出発した後、浜松市内にあるエアーパークを訪ねました。ここは航空自衛隊浜松の広報館で、自衛隊で使っていた飛行機や装備を展示しています。
機体やコックピットを触れられるほどの距離で見られるのは、航空機マニアでなくても興味をそそられます。
洞窟 竜ヶ岩洞へ
エアーパークから30分ほど走ると竜ヶ岩洞です。途中浜太郎餃子センターで 餃子定食を食べました。見た目といい、焦げ方といい食欲を誘います。
洞窟はやはり冒険心を誘います。入口を入ってすぐのところに生きたコウモリが飼われていました。間近で見る機会がないコウモリ。暗い中ではっている姿は独特の動き方をしていました。
洞窟を進んで行くと、ときどきコウモリが飛びかうのでびっくりです。今までいくつかの観光用洞窟に入ったことがありますが、生でコウモリが飛ぶのを見たのは初めてです。入口でコウモリを見せていたのも、洞窟の中で出くわしても驚かないようにとの配慮だったのでしょうか。
浜名湖の旅を終えて
浜名湖畔のプライベートビーチ竜ヶ岩洞の近くには龍潭寺の庭園などまだまだ見どころは満載です。竜ヶ岩洞を出て30分ほどでわくわくRVへ到着し、クルマを返却しました。
寝るだけの装備ではないのがキャンピングカーの良いところです。いつもよく行く場所でも、そこで駐車したキャンピングカーの車内で昼食を食べるだけでいつもと違う世界が生まれます。走るばかりでなく、せっかく借りたキャンピングカー、ゆっくり車内で過ごす時間も考えてみましょう。