一般的に冬は観光もキャンプもオフシーズンですが、キャンピングカーがあれば寒い冬もオンシーズンになります。FFヒーターのスイッチをONにするだけで、外は氷点下の極寒でも車内はTシャツで過ごせるほどポカポカ!1年を通して快適に生活できるキャンピングカーの利便性を生かせば、冬でもキャンプや温泉巡りなどを快適に楽しめます。
なかでも一番お勧めなのは、キャンピングカーをウインタースポーツのベース基地として活用すること!実際、ウインタースポーツが趣味で毎週のようにゲレンデに足を運ぶヘビーユーザーには、「スキー&スノボのためにキャンピングカーを購入した」という人も少なくありません。
そのためにキャンピングカーを購入するのは大半の人にとって現実味のない話だと思いますが、レンタカーなら気軽に冬のキャンピングカーライフを体験することができます。ハイシーズンと比べて予約が取りやすい、お得な冬季料金を設定しているケースが多いなど、冬ならではのメリットも盛りだくさん!今年の冬は、ぜひレンタルキャンピングカーでウインタースポーツを楽しんでみてください。
キャンピングカーがウインタースポーツのベース基地になる
ポイント(1)外は極寒でも室内はFFヒーターでポカポカ
キャンピングカーには、エンジンを停止した状態で使用できる燃焼式の暖房器具「FFヒーター」が装備されています。燃焼によって温められた温風は車内に、燃焼によって発生した排気ガスは車外に放出される構造なので、空気をクリーンに保ちながら車内を暖めることができます。
キャンピングカーが冬の遊びに適しているのは、このFFヒーターがあればこそ。サービスエリアなどで、普通車が暖房のために長時間アイドリングをしている姿をよく見かけますが、キャンピングカーならエンジンを停止した状態でも温かい車内で快適に過ごすことが可能です。
ポイント(2)渋滞を避けて前泊できる
ウインタースポーツのシーズン中は、週末になるとスキー場に続く高速道路に大渋滞が発生しますが、キャンピングカーならそんなストレスとは無縁です。前日の夜に仕事が終わってから自宅を出発して、スキー場近くのサービスエリアやスキー場の駐車場などで前泊すれば、人が少ないゲレンデで朝一番のリフトに乗って、思う存分スキーやスノーボードを楽しむことができます。
ポイント(3)プライベート空間を確保できる
生活空間の「家」と移動手段の「クルマ」が一体になったキャンピングカーは、「クルマを止めた場所が家になる」のが最大のメリット。その利点を生かせば、スキー場の駐車場に止めたキャンピングカーが、ウインタースポーツのベース基地になります。
室内が広く、立って手を伸ばせるほど天井が高いので、ウエアに着替えるのもラクラク。カーテンやシェードで窓を目隠しすれば、外からのぞかれる心配もありません。
スキーやスノーボードを楽しむ際、ゲレンデの近くにFFヒーターで暖まったプライベート空間があるのは本当に便利。滑り疲れたらキャンピングカーに戻って休憩することもできるし、車内のベッドで横になって仮眠をとることもできます。
お昼時になるとスキー場のレストランは混雑しますが、車内に自炊可能なキッチンやテーブルを囲んで座れるダイネットスペースを完備したキャンピングカーなら、家族や仲間とゆっくりランチを楽しめます。
ポイント(4)FFヒーターで濡れたウエアを乾かせる
FFヒーターは冬のキャンピングカーライフに欠かせない装備ですが、暖房性能に優れている半面、空気が乾燥しやすいというデメリットもあります。その特性をうまく利用すれば、濡れたウエアを短時間で乾燥させることも可能です。滑り終えたあとに濡れたウエアをキャンピングカーの干しておくのは、室内の乾燥対策としても有効。翌朝には、完全に乾いたウエアで快適にスキー&スノーボードを楽しむことができます。
ポイント(5)パウダーを求めてスノートリップ
体が宙に浮くような独特の滑走感を味わえるパウダースノーは、多くのスキーヤー&スノーボーダーの憧れです。ただし、地域や気象条件がそろわないと発生しないため、いつでもどこでもパウダーを滑れるわけではありません。
ヘビーユーザーになると翌日の気温や天気を読んでスキー場を変えながらパウダースノーを狙いますが、そんな「スノートリップ」にもキャンピングカーが役立ちます。日によって滑る場所を変えるとホテル泊まりでは非効率ですが、“居住空間ごと移動できる”キャンピングカーならよりアクティブに動くことが可能です。パウダー狙いはもちろん、ゲレンデを数か所ハシゴするような楽しみ方をする人にも、キャンピングカーの機動性は大きな武器になります。
キャンピングカーでウインタースポーツを楽しむ際の注意点
キャンピングカーは重量が重く重心が高いので、雪道を走る際は普通車以上に注意が必要です。一番重要なのは、スピードを控えめにすること。とくに速度が上がりやすい急坂の下りでは、エンジンブレーキを活用してしっかり速度を抑えながら走行するのがポイントです。急ブレーキや急ハンドルなど急のつく操作を避け、普通車以上に慎重なドライブを心がけてください。
キャンピングカーをレンタルしてウインタースポーツを楽しむ際は、できれば走破性に優れた4WD車がベストです。雪道を走ることが前提なので、スタッドレスタイヤも必須。ウインタースポーツを目的としてキャンピングカーをレンタルする場合は、事前にスタッドレスタイヤが装着されているかをお店に確認しておくのがベターです。