キャンピングカーレンタル東京 ジェイオートサービス

インタビュー

キャンピングカーレンタル東京 ジェイオートサービス

埼玉県新座市
キャンピングカーレンタル東京 ジェイオートサービス

代表取締役 伊藤 淳氏(店長田中氏、会長福島氏)

キャンピングカーのメリットやデメリットを考慮して、重装備にならない車種をラインナップするなどすべてはお客様の安全で楽しい旅のために考えられた車種や装備を用意しています。

自身の体験からレンタルキャンピングカーを始めたというのはキャンピングカーレンタル東京ジェイオートサービス代表の伊藤淳氏。現在は埼玉県新座市にショップを構えて、軽キャンからキャブコンまで、幅広い車種をラインアップしています。各車にオーディオカスタムするなど、車両に対する思い入れも大きいようです。そのこだわり装備について詳しくお話を伺いました。

キャンピングカーの楽しさを多くの人に共有したい

キャンピングカーのレンタルを初めたきっかけを教えてください

勢揃いしたキャブコン
勢揃いしたキャブコン

「北海道へ友人と旅に出かけた時、初めてキャンピングカーをレンタルしました。その時の体験がすごく楽しくて、すぐにキャンピングカーを購入しました。」という伊藤氏。
キャンピングカーの楽しさを知ったことで、「この楽しさをみんなにも知ってほしい」と強く感じたといいます。そこで、今から約15年前にキャンピングカーのレンタルをスタートされました。
「キャンピングカーのもつ素晴らしさを多くの人にも分かってほしいと考えましたが、車両購入価格は高額だし、駐車スペースの確保も大変。そこで、レンタルであれば、そんなハードルも解決できるとのではと考えました。ちょうどレンタル事業を始めやすい規制緩和などもあったので後押しになったのかもしれません。」
自分が北海道で体験した非日常を多くの人に共有してもらうために、いろいろな工夫をしながら、アップデートを繰り返し、レンタルしやすいキャンピングカーを提供し始めたのです。

高音質のカーオーディオ環境を装備

ハイレゾ対応のカーオーディオ
ハイレゾ対応のカーオーディオ

こちらのショップでは中古車販売のビジネスも展開しているので、中古オークションからお気に入りの車種をピンポイントで探してくるのも得意分野です。その結果、幅広いラインアップが揃うことになりました。
レンタルキャンピングカーの車内には、音質の良いハイレゾ対応のシステムを専門業者に組み込んでもらい、専用のスピーカーまで装着されています。「快適な環境で音楽や映画を楽しんでもらいたい」からだそうです。

運転席後ろのスピーカーシステム
運転席後ろのスピーカーシステム
フロントドアに内蔵された高音質スピーカー
フロントドアに内蔵された高音質スピーカー
映画なども楽しめるモニターTV
映画なども楽しめるモニターTV

キャンピングカーの中を覗いてみると、運転席の後ろにサラウンド用のスピーカーがあり、ドアの標準スピーカーは取り外され、高音質のタイプに換装されていました。結構、手が込んでいます。

除菌、清掃完了カードでユーザーへ報告
除菌、清掃完了カードでユーザーへ報告

車内の清掃の行き届いていて、しっかりと除菌してから貸し出しているといいます。コロナの影響もあって心配が多いなか、安心して乗れるようにすることで、しっかりとキャンピングカーを楽しんでもらいたいからだそうです。

トラブル回避のために選んだキャンピングカーと装備

装備の軽量化を考えた最新型のアミティ
装備の軽量化を考えた最新型のアミティ

「私がかつて乗っていたキャンピングカーはフル装備だったため重量があり、ブレーキの効きが悪かったのです。タイヤがバーストしたこともあります。そこで、いろいろなキャンピングカーを試乗して、安全性の高いクルマを選びました。」
ということで、お客様がトラブルに合わないように、安全性を実感したクルマを選んでいるそうです。そのランアップは重たくならないように、必要最低限の装備を徹底しているそうです。
また、サイドオーニングなど、トラブルの多い装備も付けていないのが特徴といえます。 「何かトラブルがあると、せっかくの楽しいキャンピングカーの体験が台無しになってしまいます。なので、あえて装備を少なくして、最後まで楽しんでいただけるようにしているのです。」とのこと。

ウインドウエアコンを装備
ウインドウエアコンを装備

リアの車内にはエアコン装備しているモデルもあります。これは外部電源を接続して利用するタイプですが、大きなインバーターを積んだりすることをせずに、システムを簡素化。利用者がコンセントを接続してから使う、という単純な操作方法で操作トラブルを回避するためです。

キャンピングカーの特性をしっかりと伝えてからの貸し出し

女性に人気の軽キャンパー
女性に人気の軽キャンパー

貸し出しの時間を短縮するために、事前にキャンピングカーの操作・運転に関する動画などをみてもらうようにしているそうです。短い時間であっても、重要なポイントをしっかりと伝えることだけは注意しているといいます。
「スムーズに貸し出しすることを心がけています。でも、楽しんでもらうために、事故だけは起こしてほしくないので、注意しなければいけないポイントは貸出しの時にしっかりと説明させてもらいます。例えば、横風の影響なども含めて、高さがあることを自覚してもらうことなども大切だと感じています。」

軽キャンパーとキャブコンはご利用者に違いが

幅広い車種をラインアップ
幅広い車種をラインアップ

レンタル車両はキャブコンと軽キャンの2タイプを用意しています。利用者の層がはっきりと分かれていて、軽キャンパーのインディ727は一人や二人のご利用が多く、平日などは女性の一人旅が多いそうです。
反対にキャブコンは週末や連休にファミリーでご利用されることが多いとのこと。やはり、ファミリーなどは大型のキャブコンが人気のようです。
「平日は女性がインディ727を借りることが多くて、ほとんど出払っている状態です。もう少し軽キャンパーを増やしてもいいかなと感じています」とも。

レンタルキャンピングカーのフルラインアップを目指す

キャブコンの室内
キャブコンの室内

レンタル車両はキャブコン中心となっていますが、今後は取り回しのしやすい軽キャンパーやバンコンタイプなども増やして、いろいろなお客さんに対応できるようなラインアップを目指すそうです。
元々中古車販売も得意とするので、利用者の負担にならないレンタル料金設定ができる車両を探しているというので、車種が増えることで、さらにユーザー層も広がっていくかもしれません。
常にユーザーフレンドリーの考え方でサービスを提供していて、今後も、ユーザーの利便性を向上させるために、キャンペーンやイベントを企画して、情報発信していきたいとも語ってくれました。

自分にあうキャンピングカー、レンタルショップを探してみてください

ジェイオートサービスショップステッカー
ジェイオートサービスショップステッカー

レンタルキャンピングカーを利用する人へのアドバイスを聞いてみました。
「今は多くのレンタルキャンピングカーショップがあります。なので、自分の使い方に合わせてお気に入りの車種やタイプを見つけてみるのがいいと思います。ショップも同じで、いろいろなショップを利用して、自分にあったお店を見つけてください。」
いろいろなお店を試してほしい、というアドバイス。意外かもしれませんが、これもユーザーファーストの考え方なのかもしれません。
「お気に入りのクルマ、ショップを見つけたら、非日常を大いに楽しんでください。それは、私たちがレンタルキャンピングカーを始めたきっかけでもある、キャンピングカーの楽しさを共有したいからこそなのです。」と。
そして最後に、注意すべきポイントも。
「レンタルキャンピングカーは気軽にキャンピングカーを体験できるのがメリットですが、トラブルや事故に遭遇することもあります。安易な気持ちでキャンピングカーを借りるのではなく、トラブル回避のために守るべきルールをしっかりと意識してください。トラブル回避さえできれば、楽しい旅になることは間違いありません。」

インタビュー後記

中古車販売で培ったルートなどを駆使して、キャンピングカーを集め、さらに、高音質のカーオーディオを装備するなど、レンタル車両の1台1台に思いが詰まっているようでした。
代表の伊藤氏が実際に体験したキャンピングカーのメリットやデメリットを考慮して、安全第一に重装備にならないようにするなど、ユーザー目線で対応している親切なショップという印象です。 貸出し時の注意ポイントなどもしっかりとしていて、すべてが利用者の楽しい旅を考えてのことだったのだと実感しました。

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