レンタカーステーション 富里店

インタビュー

レンタカーステーション 富里店

千葉県富里市
レンタカーステーション 富里店

代表 渡辺 浩史氏

長年のノウハウを活かして、お客様が安心して楽しめることを実践しているショップです。

キャンピングカーレンタルのスタートから15年以上の歴史があるレンタカーステーション富里店は、キャンピングカーレンタルの老舗ショップの一つです。その人気の高さと事故やトラブルの少なさはどこにあるのか、代表の渡辺氏に聞いてきました。

大きなトラブルなく長年実績を積んできたショップ

将来のことを考えて、珍しかったキャンピングカーに注目

代表の渡辺 浩史氏
代表の渡辺 浩史氏

創業は2006年。その年の後半にはキャンピングカーのレンタルをスタートさせたそうです。 「最初は一般車両のレンタカー業務をしていましたが、キャンピングカーの存在を知って、これからはこのようなクルマに需要があると感じました」と代表の渡辺氏。
当時はまだキャンピングカーの車両自体が少なく、レンタルのキャンピングカーがあることすら知らない人が多かったといいます。
しかし、徐々にお客さんが増えていきました。
「インターネットなどで調べて、来店してくれるお客さんが増えてきました。みなさん、キャンピングカーに乗ってみたい、という目的だったようです。当時はキャンピングカーのレンタルが少なかったこともあって、遠方のお客さんも多かったのを覚えています」
その後、レンタル車両はキャンピングカーがメインとなり、たくさんのユーザーに支持される存在となっていきます。

成田からのアクセスがしやすく、ワンウェイにも対応

提携している海外向けホームページのマスコット
提携している海外向けホームページのマスコット

ショップは成田空港からのアクセスも良好で、空港への送迎サービスも行っているそうです。
「成田空港が近いので、以前はほとんどが海外のお客さんでした。海外向けのホームページと提携して、ニュージーランドのパートナーにも協力してもらいながら、受け入れ態勢を整えています」
クルマに貼られたタヌキのマスコットは、その海外向けサイトのキャラクターです。
海外からの旅行者に人気なのが、ワンウェイサービス。北海道、名古屋、大阪のショップと提携して、乗り捨てができるサービスがあるのです。長年、レンタル事業を行ってきたことで、このようなサービスが提供できるようになった、といえます。
もちろん、国内の利用者も大歓迎。本格的なキャンピングカー利用を想定したサービスを体験してみるのもいいかもしれません。

JAPAN RV RENTAL

日本のレンタルキャンピングカーを英語で紹介している海外向けサイトです。
詳細はこちら

キャブコン、バンコン、軽キャンピングカーの幅広いバリエーションで対応

キャブコンと軽キャンピングカーを配置
キャブコンと軽キャンピングカーを配置
バンコンも複数配置
バンコンも複数配置

レンタル車両はキャブコン2台、バンコン2台、軽キャンパー1台と幅広いラインアップです。ガソリン、ディーゼル、2WD、4WDなどが揃っています。
「海外のお客様は冬のスキーに長期利用される方も多いので、国内の方とは利用方法が異なります。そこで、いろいろなタイプの車両を揃えるようにしました。また、装備品についても、幅広い使い方に対応できるように、ある程度のモノは揃っていると思います。クルマのタイプも色々と揃えて、どなたでもちょうどいいクルマを見つけられるように心がけています」とのことです。

キャブコンに装備されている家庭用エアコン
キャブコンに装備されている家庭用エアコン

すべてのキャブコンに家庭用エアコンを装備していたり、快適性も追求しているようです。そして、「お客さんが乗りやすいと感じていただけるクルマを用意することも大切」と語るように、乗りやすさの追求も徹底していました。

キャブコンはサスペンションを強化しています
キャブコンはサスペンションを強化しています

「お客様は、直前まで普通乗用車を運転している方が多いので、キャンピングカーの運転に不安を感じる人も多いと思います。そこで、キャブコンはサスペンションを強化して、安定した走りができるようにカスタムしています。キャンピングカーは不安定なクルマですから、安心していただくための対策です」

大きなトラブルもなく15年以上の実績を積んできたキャンピングカーレンタル

貸出時の説明はお客様が納得できるまで
貸出時の説明はお客様が納得できるまで

キャンピングカーのラインアップを充実させて、さらに快適性を追求した装備品を用意。安全に運転できるように、サスペンションを強化するなど、その対策は徹底しています。
このような体制に加えて、キャンピングカーを貸し出す時にも注意していることがあるそうです。
「クルマを貸し出す時、運転の方法やキャンピングカーならではの注意ポイントなどをしっかりと説明しています。特にキャブコンに関しては、安全運転に関することを詳しく説明して、利用する方に納得していただいてから、貸し出しするようにしています」
このような対策によって、これまで大きなトラブルが起こったこともないといいます。なぜ、ここまで徹底しているのか聞いてみると。
「弊社では貸し出し年齢制限も30歳以上としているので、学生さんに貸し出しすることができません。正直、売上も下がってしまうのですが、これまでの経験からこのような年齢制限になってしまいました。売上よりも、事故を起こしてほしくない、という思いが強いのが本音です。みなさんに楽しいキャンピングカー体験をしていただきたいので、嫌な経験はしてほしくないのです」と話してくれました。

装備品には全て英文でサポート
装備品には全て英文でサポート

海外からの旅行客に対しても、安全運転のマニュアルなどを作成して準備をしているそうです。
キャンピングカーの装備をみてみると、英語で注意事項が記されており、きめ細やかな対策が行われているのが分かります。
その結果、15年以上のキャンピングカーレンタル業務でも、大きなトラブルにあっていない、という実績を残すことができたのです。

世界各国から利用者がやってくるキャンピングカーレンタル

ファミリーユーザーに多く使われています
ファミリーユーザーに多く使われています

キャンピングカーを利用するお客様は、ファミリーが多いそうです。年齢制限をしていることもあって、家族での利用が多いといいます。また、普通にキャンピングカーを利用してみたいというお客様もいたり、さまざまな使い方をされているといいます。
「以前、足腰が悪い両親を旅行に連れていきたい、ということでキャンピングカーを借りてくれたお客様がいらっしゃいました。そのような使い方があることに気付かされました」とも。
時々、キャンピングカーでの行き先を提案することもあるそうです。
「家族で利用されるお客様にはキャンプ場をおすすめしています。海外の方は北海道や九州など遠方に行かれる方が多く、目的地も決まっていますが、国内の方には近場の北茨城などをおすすめすることが多いです」

インバウンドに向けて、さらなるサービスの強化を行いたい

今後の展望を教えてもらいました
今後の展望を教えてもらいました

2022年6月現在、海外からの旅行客が少なく、以前のようなインバウンド需要がないそうです。それでも、今後のことを見据えて、いろいろな展開を考えている代表の渡辺氏。
「現在は最小限の規模でレンタル事業を行っています。レンタル業者のエルモンテRVジャパンと協力してクルマを貸し出していますが、今後は状況をみて、クルマを増やすことも視野に入れています。また、これまで好評だったワンウェイのレンタルも継続して行って、ネットワークを利用したキャンピングカーレンタルを強化していきたいです」と語ってくれました。

インタビュー後記

キャンピングカーにはシーツまでの寝具が無料で用意されているそうです。長年、キャンピングカーを利用するお客さんをみてきて、どのような使い方をするかが分かっているからこそできるサービス内容といえるのではないでしょうか。
手ぶらでも、旅が楽しめるだけのレンタル用品を準備しているともいいます。インタビューでうかがった、利用者が安心して利用できる対策など、長年のノウハウを活かして、利用者が楽しめることを一番に考えているショップでした。

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