初めてレンタルキャンピングカーに乗ってみた AtoZ アミティ

借りてみた

レンタルキャンピングカーネットを運営しているアイビルのコウダです。全国のキャンピングカーがレンタルできる会社を、日々紹介しているにも関わらず、まだキャンピングカーを利用したことがない、、キャンピングカーの魅力を伝えるのに、それではいかんのではないか!?また、ちょうど妻の誕生日をどうしようか考えていた矢先に、この機会を社長から提案され、これに乗らない手はない!、という事で、この度短い時間ですが、レンタルキャンピングカーを体験してきました!

出発に向けての準備 ~知人宅に泊まる感覚で~

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説明の内容

  • 電気関係のスイッチ
  • ベッドの組み立て方
  • 水の利用方法
  • キャンピング時の屋根の出し方
  • 他、車設備の説明

などなど、契約含めて、だいたい30分くらい見込んでおくといいです。
キャンピングカーの他に、ロードクルーズではオプションレンタル品もあります。

オプションで借りたもの

  • 寝袋
  • バーベキューセット
  • テーブルセット
  • 食器セット(洗剤なども含まれています)
  • 木炭(着火用品込み)
  • ガスコンロ(ボンベ付き)

など、シンプルなキャンピング道具一式が揃います。道の駅の雑誌を借りる事もできました。そのような事で、持参するものは、ちょっと知人宅へ泊まりに行くつもりの用意で済むと思います。

必要な持参品

  • 着替え
  • 寝巻
  • 歯ブラシ
  • タオル類
  • 石けん等
  • ETCカード

ホテルではないので、お泊まりセットは必要です。ETCカードはキャンピングカーだと深夜割引を活用しやすいので便利です。お土産などが増える事を考えて、できるだけ、省略した方が、帰宅時の電車移動に困らないかと。

食材

目的地までのルートを予習しておき、スーパーや直売所等をリサーチしておきましょう。通過時間によっては開店していない場合もありえます。今回は、高速道路を下りて、目的地まで全くスーパーがない事がわかり、直売所も季節が早過ぎる事もあって、調達が見込めませんでした。そこで、出発地の戸塚の駅ビルの地下で食材を購入しました。キャンピングカーは冷蔵庫があり便利です。(電源スイッチを忘れずに!私は忘れました、、。)

持っていくとよさそうなもの

  • CD
    外部入力のケーブルの備え付けはありませんので、CDがあると楽しいです。
  • 12V電源のUSB変換器(各種充電用)
    キャンピングカーなので、AC100Vも利用出来ます。ただ、スイッチが複数で、停車時のバッテリー上がりも気になるので、手間がかかります。簡易的なUSB電源類は、12Vのジャックを利用すると、車のエンジンキーと連動するので、結果的に気が楽です。
  • ジップロック(バーベキューの余りを持ち帰る)
    食材は何かと多めになりがちなので、持ち帰り用の容器や袋があると便利です。冷蔵庫もありますし!

いよいよ出発 ~はじめてのキャンピングカー 運転体験談~

さて、出発です。(慣れない車と激しい雨で、写真を撮るのを躊躇してしまいました、、、しばらく文章が続きます。)
車体感覚は2tアルミバンをイメージすればいいかと思いましたが、運転席はワンボックス車と同じなので、少し感覚が違います。運転中はついワンボックスのつもりになりますが、車高が2.8メートルですから、鉄道や立体駐車場をくぐるときに注意が必要です。なるべく幹線道路、平面駐車場を利用しましょう。ルームミラーの代わりに、後方カメラがありますが、雨が降ってしまうと、水滴で良く見えず、最初は使えませんでした。サイドミラーが下方向にも分割されているなど、しっかりしているので活用しましょう。

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一旦、横浜で夕食をとり、コインパーキングでパソコンでメールの返信など。
室内は、かがむ事なく、きちんと立つ事ができます。これがいかにストレスがない事か、驚きました。後方スペースは、4人席向かい合いで、テーブルがあります。(列車のボックスシートの豪華版ですね。)室内灯はLEDを使用しているので、エンジンを止めてもバッテリー上がりを心配する必要がありません。つまり電灯をつけた状態で、静かな車内空間が実現するんです。そんな訳で、コンパクトなワーキングスペースが、コインパーキングで実現してしまいました!居心地が良く、つい出かける事を忘れてしまう感じすらありましたが、23時にいよいよ静岡に向けてドライブ開始。

写真:ロードクルーズ
写真:ロードクルーズ

首都高、保土ヶ谷バイパスを経て東名、新東名高速道路で、森掛川インターを目指します。この晩は静岡SAでの車中泊を予定。コインシャワーがあるので車中泊に適しています。給油もでき、気兼ねなく駐車出来るという事で、サービスエリアはキャンピングカー初心者が使わない手はないですね。

大雨での運転、安全第一を心がけ、後ろをさほど気にする必要がないように、追い越しをなるべく行わずキープレフト。大型車に追い越される時は、風圧をだいぶ受ける印象で、ハンドル操作は常に注意が必要です。(深夜の東名はトラックが多くて有名ですね。。。)

結局、深夜なので眠くなり、予定の一つ手前の清水PAで車中泊。何事も早め早めに。朝方に雨風が強くなりましたが、キャンピングカーの堅牢なつくりでストレス無く、むしろ安心感がありよく眠れました。何より水平に横になれるのは圧倒的に寝心地が違います。多少の寝返りができるのは、キャンピングカーならではでしょう。ちなみに、この日はベッドをつくらず、運転席上方の寝室で睡眠をとりました。

写真:ロードクルーズ
写真:ロードクルーズ

いよいよ目的地へ ~地方部は給油も計画的に~

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夜が明けたものの、雨はまだ降っていました。眠るときにつけておいた暖房は、起きたときには暖気が出ていませんでした。室内暖房の使用はエンジンを切っていても大丈夫ですが、タンクに燃料が半分以上必要だそうです。確かに、燃料メーターは半分を割っていました。(エンジンをスタートし、自動車の暖房は利用できます。)しかし、エンジンを切っていても暖房利用可能なのは、安眠要素です。(乾燥には注意しましょう。)

明るくなったところで、当初の第一目的地、静岡SAへ。近年はサービスエリアにパン屋さんがある事が多くなり、開店時間も早いので、焼きたてのパンとコーヒーという、優雅な朝も迎えられます。が、しかし!シャワーを浴びると静岡おでんを1本サービスしてくれるという、なんと粋なはからい!出汁が寝起きの体にしみわたります。これですっかり満足してしまいました。

シャワーですっきり、おでんで落ち着いたところで、最終目的地へ出発です。燃料が半分を割っているので、早めの給油をしました。この判断は幸いしました。この後、春野町まで目立ったガソリンスタンドはなかったのです。車重の影響もあり、運転における燃料の減りはやはり早く、この点も心がけておくと良いでしょう。

キャンピングカーの給油のポイント

ところで、トラックタイプの燃料タンクは、横方向に長く、給油口との高低差がほとんどないケースが多いです。このため、セルフスタンドでの給油自動ストップ機能を利用しても、ノズルの具合では、タンクに余裕がある状態になります。私の実感では、もう少し給油しないと、メーターフル状態がほとんど維持されない、という印象でした。給油作業は経験も必要で、無理は禁物です。キャンピングカーは、カバー部分に給油レバー部がぶつかり、ノズルを差し込みにくい場合もあります。できれば給油はセルフではなく、有人スタンドでプロにしっかり満タンにしてもらうと、安心してドライブを楽しめるでしょう。

さて、予定通り、森掛川インターを下りると、早速2車線の県道でほどなくゆるやかな山道に。冒頭からの深夜の大雨といい、高速下りての山道といい、キャンピングカー初心者には試練が続きます。最初は国道を選ぶのも懸命かもしれません。ナビゲーションが普及し、地図で下調べという事は減りましたが、ナビに頼りすぎると、とんでもない峠道を案内される、ということもあります。(以前、深夜に火山の峠を超えるという、無謀な経験がありました。。)

と、心配はするものの、交通量は少なく、懸念するような行き違いの困難もなく、午前10時頃に無事、春野町へ到着しました。

春野町に到着 ~滞在は広い敷地の個人宅~

さて、多難な道中を無事終え、静岡県の春野町へやってきました。春野町での滞在は、この地域の潜在的な文化資源を活かした企画を数多く手がけている、池谷啓さんを訪ねました。池谷さんのお宅は、さすが田舎のお宅、という事でキャンピングカーを停める屋外のスペースが充分にあります。寝泊まりや食事はセルフで。でも、せっかく訪れた土地の人々とも交流したい。いわゆる観光ではなかなか触れる事のできない、その土地の生活の空気を感じようと、あえて、キャンプ場ではなく、個人のお宅を訪ねました。 地方に暮らしていて、使っていない土地がある、という場合に、キャンピングカーを活用すると、気楽に来訪者を迎えられる、新しい人々の交流が生めるかもしれない!今回はこれらの試みも合わせてお邪魔しました。

さて、お天気は雨は止んだものの曇勝ち、今年は異常に早く桜が終わってしまい、見に行く場所もなかなか無いかな~、と苦し紛れに池谷さんにご紹介いただいたのが、ひとまず腹ごしらえという事で、おいしいそば屋さんを紹介していただきました。

春野町を散策 ~人の魅力が詰まってました~

ご紹介いただいたのは、車で10分程の隣町の横川(さっそく町を外れてすみません、、)にある百古里庵(すがりあん)。こちらでは、そば粉十割の田舎そばが食べられます。時期が早いので、山菜はあきらめかけていたのですが、お店の方が「出揃いましたっ」、とのことで、これはラッキー!春の山菜のあえものと天ぷらを頂きました!独特のしっかりとした歯ごたえのそばと、山菜料理は、噛み締めて季節を味わうという、貴重なひとときでした。こちらの店主は浜松ワインセラーという幻の鉄道トンネルを転用した施設の代表でもあるそうです。(壁に貼ってあった記事はなんと友人の文章でした。)お店を出たらすっかり空は明るく晴天となり、気分も高まってきました。

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百古里庵(すがりあん)

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その後、春野町へ戻り、幹線道路から山道を10分ほど入ったところにある、製作専門のケーキとおかしの工房、ミココリエでケーキを購入。(誕生日なので夫婦サービスです。)この地域では評判のお菓子工房で、なんと完全予約制!予約状況はブログで毎日知る事ができます。(ケーキの写真は後ほど。)

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森の中の菓子工房 ミココリエ

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そして池谷さんにご紹介いただいた、若い夫婦のお茶農家、宇野さん宅へ。山道をさらに進みます。頂いた地図とナビがいよいよ一致しない、、、もちろん番地指定出来ません。勘で入った小道は、まあ間違いで、とても細い小道と急坂をキャンピングカーでそろそろと入ってしまいました。地元の人に教えていただき、なんとか軌道修正。(方向転換時に後方カメラが活躍!)電話でも伺いながらなんとかたどり着きました。

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宇野さんご夫婦は、循環型の生活を実践するべく、4年程前に春野町に移り住み、新規就農されました。農薬不使用、有機質肥料100%の丁寧なお茶作りを行っています。パッケージも奥様が考案されていてユニークです。お伺いした時は、ちょうどバイオトイレのメンテナンス中で、お忙しいときにお邪魔してしまいました。ウッドボイラーで床下にお湯を流す暖房も利用したりと、一見田舎のお宅ながらも、とても先進的な生活をされていました。ほぼアポなしで、直前に連絡をとってお邪魔したにも関わらず、親切に迎えて下さいました。プロが入れて下さったほうじ茶や粉末茶は美味しかったです!

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うの茶園

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数時間の忙しないツアーとなりましたが、それでもこれだけの魅力に出会えて、非常に満足でした。日も傾いてきたところで、池谷さん宅へ戻り、夕食とお風呂の準備です。「お風呂の準備」。池谷さんは、なんとドラム缶風呂を普段使いしているそうで、お湯を沸かすところから体験させていただきました。お腹もすいたので、お風呂の火を見ながら、ちびちびバーベキュー。なんと贅沢な夕方。

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お湯が沸く頃にはすっかり日が暮れ、満天の星空に。夜空を眺めながら初めてのドラム缶風呂でビールもいただき、もう最高です。火をくべたお湯でしっかり体も温まり夕食へ。

キャンピングカー本領発揮 ~カジュアルにアウトドアを楽しむ~

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サイドオーニングを引き出し、オプションのテーブルセット、バーベキューセット、食器セットを利用して夕食です。キャンプではランタンが必須ですが、100Vの電源が使用出来るので、自宅から電球を持参して照明にしました。100V電源のおかげで手軽に自宅の電化製品が使用できるので、カジュアルにアウトドアを過ごす事ができます。AVシステムを持っていけば、リッチなアウトドアリビングも?(ちなみにエンジンを作動させて、1000W以内で利用可能です。)まだ春先で虫もそれほど出ず、思わず快適なバーベキューになりました。

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夜も更けてきたので、デザートは室内で。お待ちかねののミココリエのケーキを頂きました。果物の使い方が独特で、チョコが贅沢に使われていて、とても美味しくいただきました。

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大雨で一時はこの小旅行がうまくいくのか、心配になりましたが、結果的に大満足な一日になりました。この晩は、フラットで広いベッド(うちより広いかも?)でぐっすり休みました。

キャンピングカーで新しい遊びを~地域・人とつながる楽しみ~

すっきり晴れた朝を迎えました。敷地内ではワラビやヨモギ、しいたけを見る事ができました。小川も流れてとても心地のいい場所です。朝のコーヒーを池谷さんのお宅でいただき、いろいろお話を伺いました。どこか素の状態で、その土地の人と話をする。単純にそれだけで、そこへ行った価値が生まれると思いました。そこでつながりが生まれる事は、クリエイティブだと思います。私はまたここに来たいと思いますし、東京を始め、静岡や長野に住む友人を誘って、この地で会う、というのもいいなあと思いました。

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キャンピングカーを所有するのは、経済的に簡単ではありませんが、レンタルであれば数人で利用する事でリーズナブルになります。また、私自身は都市部で生活し、自家用車を必要としません。状況に応じてレンタカーを活用しています。資源や環境の事を考える必要がある時代ですが、少しずつ、バランスよく取り組んでいきたいものです。

今回、試みとして、池谷さんに少しだけ自宅の敷地を「開いて」いただきました。この「少しだけ開く」というのはポイントだと思っています。池谷さんは東京から移住され、イベントの企画をされる方なので、人と接するのは慣れていらっしゃいます。 今回、敷地を貸して下さる、というだけでも、実際にはトイレやお風呂のお借りしましたし、散策の紹介にも、時間を割いていただきました。この「さじ加減」は、受け入れる人の都合でいいのだと思います。これは「サービス」ではなく、迎える方々が「自分の興味で人に会おうとする事」なのだと思います。敷地を少し開き、最低限トイレだけでも貸してみる。それだけで、他の地域から人が訪問する可能性をつくる事が、現代では可能なのです。そしてキャンピングカーがあれば、滞在もできるのです。

どのような人が来るのか、迷惑行為があっては成り立ちませんから、常識的なルール、システムは少なからず必要だと思います。例えば、紹介でしか利用出来ない、など、人のつながりや信頼が活かされる方法がつくれるといいなと思います。おそらく無理がなく、お互い楽しめるのではないでしょうか?自分の楽しみをなくすような事はしないでしょう。

現代的な「レンタル」や「自動車」というシステムと、「都市と田舎の物理的な差」をうまく利用して楽しむ。無理をせず、フェアに人と接する、サービス社会の先の新しい遊び方の一つとして、この方法が育つといいなと思いました。

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ちなみにこの日の午後には東京に戻り、夕方に一件打合せをしました。 お世話になった皆様、ありがとうございました!また行きます!

レポーター
コウダノリアキ 1981年生まれ
運転歴
12年
運転頻度
月1回程度。自家用車はなく主にレンタカーを利用。
キャンプ歴
数年に1回程度、道具の所有なし。バーベキューは一年に1、2回程度。
行程
夜出発でお昼に戻る、短めの2泊3日、横浜から静岡県浜松市の春野町へ

借りてみた