「旅するアウトドアホテル」をコンセプトに移動型のアウトドアホテルを企画するワンダーワンダラーズの"The Caravan"へキャンピングカーをレンタルして参加しました。
今回借りたキャンピングカーはグラマラス(Glamorous)を味わおうと、バンコン型の高級キャンピングカー「プレシャス」です。
「プレシャス」は内装がハイセンスに仕上げられ、電動式のポップアップルーフを持っています。高級なキャンピングカーも揃える東京キャンピングカーレンタルセンター(東京CRC)fでレンタルしました。
目次
移動型の本格的グランピングとは
グランピングがブームになり、ホテルやキャンプ場にそのための施設が作られるようになりました。ただ多くの施設は場所が固定されています。
"The Caravan"ではグランピングに適した場所を探し出し、そこに1日、2日だけのアウトドアホテルの環境を整えます。
今回はその第1回目。はじめは雄大な富士山を眺めながら開催しようということで、朝霧高原に施設を作りました。
キャンピングカーでの参加でグランピングとのコラボによる可能性を探ろうと思います。
到着後はすべてお任せ
せっかくのグランピングなのでお昼前と早めに到着。
さっそくウェルカムドリンクをすすめられ、シャンパンを選びました。提供されるシャンパンは"モエ・エ・シャンドン"。滞在中は全てフリードリンクです。
快適なグランピング空間
今回の施設は朝霧高原のキャンプ場に設営されています。
キャンプ場なので一般のキャンプの人たちもいますが、グランピング施設はここの 一部を仕切り特別な空間に仕上げています。
手ぶらでグランピングを楽しむ人たちは自然を肌で感じるコットンテントに泊まります。
コットンテントはタープとセットになっています。
バーカウンターはスターシェードの下に置かれ、いつでも好きな飲み物が選べます。
パラソルとリゾートチェアがところどころに置かれているので好きなところで寛げます。
ボサ・ノヴァ調のBGMもかかりリゾート気分を盛り上げます。
私たちのキャンピングカーにもタープとコーヒーテーブルが用意されているので、 キャンピングカーのサイドオーニングは出番がありません。
weberのBBQグリルで昼食
一通り施設を見終わるころ昼食の準備が出来たことをスタッフの人が声をかけてくれます。
昼食はお肉やパンを選べます。選んだお肉はweber製のチャコールグリルで焼いてもらえます。BBQの雰囲気はアウトドア感が出ます。
昼食後は日影のリゾートチェアで読書タイム。日影には心地よい高原の風がそそぎます。
リゾートチェアで寛いでいるときも、飲みものが無くなっているとスタッフの人が次の飲み物が必要か聞きにきてくれます。
夕食前に温泉へ行くことをリクエストします。
温泉へは送迎車を使って送り迎えしてもらえます。温泉に近い車中泊地を選ぶといった配慮は必要ありません。昼間から飲んでいても運転の必要がないでの大丈夫。
高原で快適なポップアップルーフ
朝が早かったのでプレシャスの中で仮眠をとります。
こんなときポップアップタイプのバンコンが威力を発揮。ルーフを電動で持ち上げれば簡単にベッドルームが生まれます。
ポップアップルーフのサイド部分は網窓に出来るので高原の涼しい風が車内に通ります。
シェフが作る夕食
"The Caravan"は夕食も自慢の一つです。
今回は新宿でオステリアヴィンチェロというイタリアンのお店を開くオーナーシェフがこのために東京から来て料理を提供してくれます。
シェフはアウトドアで提供する料理に興味があり、このために来てくれました。
前菜、パスタにつづくメインの料理はアウトドアらしくダッジオーブンで調理されていました。
たき火とバータイム
食後はバータイムになります。ここでも飲み物は好きなものが選べます。
リゾートチェアのそばにはたき火が焚かれ、夜のキャンプの雰囲気です。
BGMの選曲も素晴らしく、80年代の宇宙っぽいシンセサイザーの曲が夜空とたき火に似合います。
富士山を望みながら朝食
昨日は晴れていても見えなかった富士山。今日は朝から雄大な姿があらわれています。
これを見るために第1回目をここにしたというのが良くわかります。
朝食もタープの下まで運んでもらえます。ホテルと違って朝食で移動する必要もないので、朝の時間もすごくゆったりした気分になりました。
その後チェックアウトの10時になったのでなごりおしみつつ"The Caravan"を離れました。
キャンピングカーとグランピング
たまにはこんな至れり尽くせりのキャンプもいいじゃないというのが率直な感想です。
今回はキャンプ場を使いましたが、今後の計画では移動式だから出来る他にはないミステリアスな場所でのグランピングも計画されているようです。
記念日での利用や自分では何もしないいつもと違ったアウトドアを楽しみたいとき、サプライズ旅行などキャンピングカーと組み合わせて様々な楽しみ方が出来そうです。
設営には4t車1台分の機材を要したとのこと。
これだけの準備をして1日、2日ではもったいないですね。との問いに、「素晴らしい施設が次に来たらない、だからいいのです。」とのこたえ。よくあるグランピングとは一線隔するアウトドアホテル“The Caravan"の神髄かもしれません。
キャンピングカーでの参加は“The Caravan"でも試しながら進めていくそうです。
テントを張る機材などがいらない分、一般の人たちより料金は安く設定されます。
一般の受付がテントなどの関係で満室になっている場合でも、キャンピングカーなら参加可能なことがあります。
場所によってペットを連れて参加することも出来ます。
キャンピングカーでの参加を希望される方は直接ワンダーワンダラーズへお問合せ下さい。
Wonder Wanderers(ワンダーワンダラーズ)
- 住所
- 東京都中野区中野2-16-22
- TEL
- 03-6382-6545
※スケジュールと費用はホームページに記載されています
キャンピングカー:ホワイトハウスキャンパー プレシャス
プレシャスの特徴は高いデザイン性と前部座席の回転による広い室内空間にあります。
この雰囲気からレンタルを行う東京キャンピングカーレンタルセンター(東京CRC)でも、プレシャスと他のバンコンを見比べたお客さんでは、プレシャスを選ぶケースが多いそうです。
装備はシンク、固定式の2口ガスコンロ、冷蔵庫、電子レンジ、テレビが片側に効率よく配置され、デザイン的にもセンス良くまとめられています。
キャンプ時にデッドスペースになりかねない運転席と助手席は180度回転し広いリビングを作り出します。ポップアップルーフを上げておけばリビング空間はさらに広がります。
ベース車両はハイエース。ワイドボディで幅は188cmありますが、視界もよく走り始めるとすぐに慣れます。